両チームの先発メンバー、フォーメーション&マッチアップはこんな感じ。

試合結果、試合内容は、続きを読む、で。
ACミラン(4-3-2-1):
アッビアーティ;ザッカルド、ラミ、メクセス、デ・シーリョ;クリスタンテ、モントリーヴォ、ポーリ;本田圭佑(64' ビルサ)、ロビーニョ(78' ノチェリーノ);パッツィーニ(71' ペターニャ)
スペツィア(4-2-3-1):
レアリ;バルダンゼドゥ、ビアンケッティ、リスッツォ、ミリョーレ;ボヴォ、セイムール;スキャッタレーラ(62' クリナ)、カッテラーニ(85' オルシッチ)、リヴァス(76' チウリア);フェラーリ
結果:ACミラン 3 - 1
得点者:
ACミラン:28' ロビーニョ 31' パッツィーニ 47' 本田圭佑
スペツィア:90+1' フェラーリ
ミランは、ガゼッタ・デッロ・スポルトに掲載されていた予想メンバーから、最終ラインに若干の変更。右サイドバックにザッカルド、センターバックの一角にラミ、もう一方にメクセスが入るという先発メンバー。それにしても、ミランの先発10番が日本人選手って、なんだか思わず笑っちゃうすごさがあるなあ…。
ちなみに、スペツィアの監督は、ごく最近までイタリアU-21代表を率いていたデヴィス・マンジャです。ミランの監督候補として名前が挙がったこともありますし、個人的には若さという点で悪くないと思っていたんですが、スペツィアにいたんですね。
1分、ミランゴール前でフリーキック、早いリスタートからペナルティエリア内右でシュートにまで持っていかれるが何とかブロクしてコーナーキック。怖い。
6分、ミランの左コーナーキック、ファーポストにこぼれザッカルドが右足で狙うもゴールには至らず。
12分、スペツィアが左サイドからミランゴール前へ長いフリーキック、アッビアーティが飛び出したものの味方とぶつかりファンブル、こぼれ球を狙われそうになるが何とかクリア。
23分、ゴールまで23mほどのフリーキック、本田がペナルティエリア内右寄りに浮かしたボールを入れ、ザッカルドが中央にヘッドで折り返し、パッツィーニが飛び込んでシュートにいくも、ゴール左に外れる。本田には遠い距離からでもいいから、一回思いっきり蹴って欲しいんだけどなあ。
27分、本田のペナルティエリア内への縦パスをポーリがダイレクトで落とし、そのボールをさらにパッツィーニが右足でシュート、わずかに枠の上へ。
28分、パッツィーニの右サイドからのクロス、ロビーニョがヘッドで合わせミラン先制。良かった。ちょっと落ち着けると良いなあ。でも、先日のサッスオーロ戦のようなこともあるので、油断は禁物。
31分、スペツィアゴール前でのパス回しから、ポーリがペナルティエリアへループパス、パッツィーニが絶妙のタイミングで飛び出し、強引な体勢から右足のボレーで見事にゴール。ミラン追加点。パッツォ、こういうのは本当に上手い。
前半終了。2-0でミランがリード。とりあえず、良い感じ。パッツォが結果を残しているのは素直に嬉しい。本田圭佑については、存在感はあるものの、まだまだという印象。要因として考えられるのは、当然のことながら、チームメイトとのすり合わせがまだまだ不足しているというのがひとつ、もうひとつは、まだまだ遠慮しているのかなという部分。チームメイトとの連携については、細かいところがやっぱり合わない感じ。大まかなパスコースについては合っているものの、どっちの足側に欲しいかとかそういう微妙なところはまだ時間がかかるんだろうな、と。仕方ないんですが。遠慮してるのかなと感じたのはプレースキック。30m以内なら思いっきり蹴ってしまってもいいと思うんですが、まだそういう場面はみられず。残り45分、コンディションの問題もあり、交代の可能性は高いと思うので、どのくらいプレーできるのか分かりませんが、もう少しエゴをみせてもいいのではないかと思います。
後半開始。両チーム交代なし。
47分、ミランの左コーナーキック、クリアされたものの、こぼれ球を拾い、モントリーヴォがペナルティエリア外からミドル、GKが弾いたこぼれ球を本田が左足ダイレクトで押し込んでミラン3点目。やっぱりこの人「持ってる」のかなあ…。素直にすごいとしか思えない。
50分、相手陣内で本田が素速いチェックからボールを奪う、ドリブルでゴール前まで持ち込みペナルティエリア内右、パッツィーニの前へパス、パッツィーニが左足で狙うも枠を大きく外す。右足側に出していればもっと良かったのかなあ。
55分、左サイドから持ち上がったデ・シーリョがインサイドに切れ込みながらミドル、ゴール左隅をついた良いシュートだったものの、GKがセーブ、コーナーキックへ。
56分、左からモントリーヴォがペナルティエリア内右へ高いパス、本田がヘッドで落としたところにザッカルドが走りこみシュートにいこうとするが、ディフェンスにひっかかりシュートまではいけず。
62分、スペツィアの交代、スキャッタレーラに代えてクリナ。
64分、ミランの交代、本田圭佑に代えてビルサ。全く同じポジショんに入るはず。本田としては、得点をあげたことを差し引いたとしても、十分に存在感をアピールできたのではないかと思います。相手がセリエB13位のチームだとはいえ、まずは何よりも結果が必要だったので、その点でも満足のいく試合だったのではないか、と。
68分、右サイドに抜け出したザッカルドが中央にグラウンダーでクロス、パッツィーニが合わせるがGKにセーブされる。惜しい。
ここで、クラレンス・セードルフがサン・シーロに到着。ガッリアーニと抱擁。本田のプレーは観なかったことになりますねえ。
71分、ミランの交代、パッツィーニに代えてペターニャ。
76分、スペツィアの交代、リヴァスに代えてチウリア。
78分、ミランの交代、ロビーニョに代えてノチェリーノ。
81分、ペナルティエリア際からポーリがシュート、しかし枠の左に外れる。
84分、ペナルティエリア内右へのパスにフェラーリが抜け出しそのまま右足でシュート、しかしアッビアーティが鋭い反応で防ぐ。
85分、スペツィアの交代、カッテラーニに代えてオルシッチ。
90+1分、スペツィアの攻撃、右サイドからのクロスをボレーで狙うもアッビアーティがセーブ、リバウンドをフェラーリが右足で押し込んでゴール、スペツィア、一矢報いる。
試合終了、ミランが3-1で勝利。
ガゼッタ・デッロ・スポルトを入手したら、選手評を記事にする予定です。