今日のガゼッタ・デッロ・スポルトによる両チームの先発予想はこちら。

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カナ表記にしたフォーメーション&マッチアップはこちら。

カリアリ(4-2-3-1):
アヴラモヴ;ピサーノ、ロッセティーニ、アストリ、ムール;デッセーナ、コンティ、エクダル;コッス;サウ、ピニージャ
ACミラン(4-3-1-2):
アメリア;デ・シーリョ、ラミ、ボネーラ、エマヌエルソン;モントリーヴォ、デ・ヨング;カカ、本田圭佑、ロビーニョ;バロテッリ
カリアリは4勝7敗9分け勝点21で14位。最近5試合では2敗3分けと勝利なし。苦しい戦いが続いています。
主力のひとりだったラジャ・ナインゴランが1月にローマへ移籍、レンタルですが、シーズン終了後に600万ユーロで共同保有権を買取ることのできるオプションがついており、カリアリに帰ってくる可能性は低そうです。ブラジルのフラメンゴからブラジルのU-17、U-20代表としてプレーしていたアドリアンという攻撃的ミッドフィールダーの選手を獲得したものの、まだ戦力として計算できるかどうかは分からず、若干の戦力ダウンは否めないかな、と思います。
それでも守備陣ではアストリ、攻撃陣ではサウ、ピニージャなど十分な実力を持った選手が在籍しており、侮ると非常に危険なことになりそうです。特にサウ、ピニージャのようなアタッカータイプにミランの最終ラインは弱い感じがするので、中盤としっかり連携してスペースを消すようつとめて欲しいと思います。
当初、ピニージャは、2試合前のユヴェントス戦でレッドカードを受けたため、2試合の出場停止ということになっていたのですが、異議申立てにより処分が軽減されて1試合になり、このミラン戦には出場できることになりました。
ミランは、6勝7敗7分け勝点25で11位。前節のヴェローナ戦にはバロテッリのPKにより何とか1-0で勝利したものの、ここ5試合では2勝2敗1分け。また、ミッドウィークのコッパ・イタリア、ウディネーゼ戦に敗れ、コッパ・イタリアからも敗退。正直、チームとしての流れはかなり悪い状況です。
今シーズンのミランは、セリエAに限定すると連勝がありません。ここでカリアリに勝利して何とか負の流れを断ち切って欲しいと思います。
システム的には4-2-3-1で、バロテッリの下にはカカ、本田圭佑、ロビーニョを並べる形が予想されています。先日のヴェローナ戦では、3人の役割分担が曖昧で、本田がポジショニングで迷うような場面がたくさんありましたが、その辺が多少なりとも改善されていることを期待。一応、ガゼッタでは本田が中央と予想されています。このメンツでいくのならば、それが一番バランスが良さそうなので、そうなるといいなあ、と。
最近、ミランではカゼが大流行。コッパ・イタリアのウディネーゼ戦では、メクセスがカゼ気味でコンディション的にかなり悪かったという話もありますし、バロテッリも苦しめられました。今度は何とアッビアーティが発熱し、欠場ということに。痛い。おそらく、アメリアが先発することになるだろうと思われます。一時は1月での退団を宣言していたアメリアですが、セードルフ監督就任とともにその発言を撤回。ミラン残留という状況になっています。もしこの試合で圧倒的なパフォーマンスをみせることができれば、今後先発の座につくことだって可能性がないわけではありません。残留が決まった以上は、ぜひ存在感をみせつけて欲しいです。
サパタ、シルヴェストレがケガをし、センターバックのやりくりがまた厳しくなった感じ。ラミとボネーラの先発が予想されていますが、コンディション次第ではメクセスを起用する可能性もありそうです。
エッシェンの加入により、個人的には4-3-1-2でいくのもいいかなと思っています。中盤の中央にモントリーヴォを入れ、左右にデ・ヨングとエッシェン、トップ下に本田圭佑で、2トップにカカとバロテッリという形であれば、バランスもいいし、試合も作りやすくなるのではないか、と。前線の選手をある程度守備の負担から解放することもできますし。
いずれにせよ、この試合に良い結果を残せるかどうかは、今後を占う上で非常に重要なものになると思います。本田のプレーにももちろん期待していますが、チーム全体が気持ちの入ったパフォーマンスをみせてくれることを何よりも期待しています。
最後にこの試合のミランの招集メンバーを。
ACミラン:
GK:アメリア、コッポラ、ガブリエル
DF:アバーテ、ボネーラ、コンスタン、デ・シーリョ、メクセス、ラミ
MF:ビルサ、クリスタンテ、エマヌエルソン、デ・ヨング、本田圭佑、カカ、モントリーヴォ、ムンタリ
FW:バロテッリ、パッツィーニ、ロビーニョ
前述の通り、アッビアーティが欠場。また、既報の通り、サパタ、シルヴェストレがケガによりメンバーから外れています。さらに、ザッカルドも1月中の移籍を希望しており、メンバーには入っておりません。そんな中、モントリーヴォ、ムンタリ、パッツィーニが帰ってきました。パッツィーニのケガが長引かずに戻ってきてくれたのは素直に嬉しいです。
また、以前から噂されていた通りに、ノチェリーノは、ウェストハム・ユナイテッドへのレンタル移籍が決まりました。個人的に大好きな選手ではあるんですが、今シーズンは明らかにパフォーマンスが落ちており、環境を変えるのが彼自身にとっても必要なことなんだと思います。