http://www.football-italia.net/46742/inzaghi-replace-seedorf
元ストライカーのピッポ・インザーギが来シーズンACミランの監督に就任すると報じられる中、クラレンス・セードルフは今日、インザーギと昼食をともにするようだ。
ミランは練習のスケジュールを午後だけではなく、午前中に移動させており、選手たちはこの変更に喜んでいるという。
コリエレ・デッロ・スポルトによると、セードルフはプリマヴェーラのインザーギ監督と昼食をともにするようだ。
セードルフが状況を好転させることができなければ、来シーズン、インザーギがミランの監督に就任するとの報道が強まっていることから、興味深い会合だといえる。
1月にマッシミリアーノ・アッレグリを解任した際、アドリアーノ・ガッリアーニCEOは、インザーギを監督に就けたいと考えていたが、シルヴィオ・ベルルスコーニ会長がセードルフの監督就任を強く主張していた。
今回、ガゼッタ・デッロ・スポルトは、ベルルスコーニが、多額の違約金を支払うことなく契約を終結させるために、弁護士とともに「一件書類(dossier)」を準備していると報じている。
オランダ人のセードルフは、2016年6月までクラブに留まるという契約をかわしており、1シーズン300万ユーロの年俸を受け取ることになっていると噂されている。
1月、ラツィオがウラディミール・ペトコヴィッチに対して用いたのと同様の動きをみせており、ミランはセードルフが「クラブのイメージを傷つけた」という「正当事由」により契約を終結させることを目指しているようだ。
ミランが働きかけている要素の中には、今週、ウルトラスのリーダーのひとりが、セードルフは現在のメンバーの4分の3を必要としていないと語った件も含まれている。
こうなってくると、セードルフのコメントに関する報道が俄然胡散臭さを増してきますねえ。ミランにとって、というかベルルスコーニにとって、都合が良すぎる。それにしてもチーム内グチャグチャだな…。今日中に、明日のラツィオ戦に向けてのプレスカンファレンスがあると思うので、そこでセードルフに対しては今回の件についての質問も飛ぶことでしょう。試合前でもありますし、具体的な回答は避けると思いますが、どう答えるのかには注目。
直接関係のない話だけど、年俸300万ユーロっていうのが事実だとしたら相当高いですよね…。カターニアで実績を残してフィオレンティーナの監督に就任したモンテッラの昨シーズンの年俸が100万ユーロ。同じく昨シーズンのアッレグリ監督でさえ240万ユーロです。300万ユーロというのは、ユヴェントスのコンテ監督に匹敵する額。なぜ実績のない監督にこんな額を? 本当に不思議。