http://www.football-italia.net/46775/milan-set-seedorf-conditions
昨晩、アドリアーノ・ガッリアーニが、クラレンス・セードルフに対して、ACミランでの監督職に留まるために必要な条件を明示したと報じられている。
オランダ人のセードルフは、1月末にミランの指揮を執り始めたばかりだが、チームの低迷と、ウルトラスに対して、現在のメンバーの4分の3を放出するつもりだと語ったという報道により、チームはすでに彼の将来について検討しているようだ。
副会長兼CEOであるアドリアーノ・ガッリアーニは、今後5日の間に行われる、ラツィオ戦とフィオレンティーナ戦に向けての遠征にチームと帯同しており、昨晩、37歳のセードルフと会談した。
ガゼッタ・デッロ・スポルトが今日報じたところによると、この会談で、ガッリアーニは、セードルフに対して、少なくとも今シーズン終了まで彼が現在の地位に留まるための条件を明示したという。
次の2試合での結果の好転は必須条件であるが、セードルフにつきつけられたのは、それだけではなさそうだ。
セードルフ監督は、現在の選手たちを使って、監督としての技術に変化があったことを示さねばならないとも考えられている。
トゥットスポルトが報じたところによると、セードルフは、その会談を、彼がプレイングスタッフの4分の3を放出するつもりだと話したというウルトラスのリーダーのひとりによるコメントを強く否定するのに利用しているようだ。
それでも、アシスタントコーチのマウロ・タソッティが、セードルフが解任された場合、シーズン終了まで暫定監督としての役割を引き受けることができるだけの準備をしておくように、あらかじめ言われているとも報じられている。タソッティの役割は、ピッポ・インザーギではないかと噂されている、長期的な後任者についての決定を夏にするまでの暫定的なものとなるだろう。
今回の遠征にピッタリくっついていっているガッリアーニ、はっきりとセードルフの監督残留のための条件を提示した模様。監督就任から2ヶ月くらいでここまで追い込まれるのはかわいそうな気もしますが、結果だけでなく、内容的にもチームに改善の兆しがみえないので、やむを得ないことなのでしょう。
ラツィオ戦のためのローマ遠征後、ミランはそのままフィオレンティーナ戦に向けてフィレンツェ入りするそうなので、ガッリアーニもずっと一緒。監督も選手もなかなかのプレッシャーだと思います。それも、セードルフだけでは選手を上手く御しきれないところがありそうなので、仕方ないのかもしれません。