
昨日行われた、バレンシアvsACミランについてガゼッタ・デッロ・スポルトに記事が掲載されていたので、その記事について。この試合でのミランの良かった点と、考慮すべき点について、書かれていましたので、そこを訳します。画像でいうと右の方の部分。左側の画像は、本田のフリーキックの場面です。
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まずは良かった部分の訳から。
本田圭佑
ミランではお馴染みとなった右サイドで、まずまずのプレーをし、特に左足からのフリーキックによるフィニッシュのタッチは素晴らしいものだった。日本からサインを求めて空港にやって来た女性ファンも歓声を送っていた。
ポーリ
ヨーロッパ陸上選手権はチューリッヒで行われているが、彼はいつものように10000km10000mを走った。インザーギの期待通りに中盤をコントロールし、アイデアにはやや欠けたものの、アンドレアは、伝統的な貢献をしていた。
エル・シャーラウィ
前半のラストで、良いポジションにいたが、2人のディフェンダーに阻まれた。長い間活発にプレーしているものの、問題はあまり相手選手をかわしきれないことだ。ミランが良いシーズンを送るためにも、そしてミランの将来のためにも。
エッシェン
試合がすでに勢いを失っていた残り20分、まずまずの出来。しかし、右からのクロスに対するヘッドについては、彼にブラボーという言葉を送りたい。そして、ジョエルにはより大きなブラボーを。
次いで、考慮すべき点についての訳。
ディエゴ・ロペス
スペイン人選手のディエゴ・ロペスが、セーブをミスし、1-2とされた場面では彼にも責任があった。懸念については、落ち着いていい。コストゼロでの獲得でもクオリティは残っており、ミランがそれを保有していることは間違いないのだ。
サパタ
インザーギは、「ミスに関して彼を厳しく責めることはできない」と語っており、彼は正しい。ディフェンダーのサパタは、バレンシアのカウンターを遅らせて食い止めた。しかし、極めて安易なミスをし、0-1となる失点につながってしまった。移籍市場終了までにはあと2週間あるが、もっと良くなっていてもいいはずだ。
アルベルタッツィ
アルメロは20分プレーしたが、そのプレータイムは増えていくだろう。ミケランジェロ[・アルベルタッツィ]は、一度も絵を描かなかった。彼のサイドでは、ロドリゴが躍動しており、元ベンフィカのロドリゴが協力で、そのサイドでミランが苦しんでいたことを考えれば、もっとやられていた可能性もある。組み立ての面だけは他よりも良かった。どうしてもというわけではないが、ある程度の緊急性でデ・シーリョが望まれる。
やっぱりまずは得点という結果を残すことで、評価を受けるんだな、ということがよく分かります。とにかくこういう結果を積み重ねていくしかないんでしょうねえ。コーナーキックをミスったことが各所で話題になっていたようですが、人間なんだから失敗くらいするでしょう。そういう部分だけを恣意的にとりあげるのはあまり好きになれません。
最終ラインについては、考えることが多そうだなあ。今のところ、アルベルタッツィは本番で使うには不安すぎるので、アルメロを上手く使えるような形をしっかり模索して欲しいです。もしくはデ・シーリョをやっぱり左サイドバックで使うのか。あと、デ・ヨングがもし開幕に間に合わなかった場合のことを考えて、中盤の守備的なところを2枚でやる形も試しておいた方がいいんじゃないか、とも思います。本格的なテストマッチはもうありませんが、開幕までにどのくらい改善されているのか、不安もありますが、楽しみにしています。