3チームによる45分ずつの総当りで行われるこの大会。45分を終了した時点で、どちらかのチームがリードしていれば、そのチームに勝点3、同点の場合には、PK戦を行い、勝ったチームに勝点2、負けたチームにも勝点1を与えるという方式で行われます。
最初の組み合わせは、ACミラン vs ユヴェントス。
両チームの先発メンバー、フォーメーション&マッチアップはこんな感じ。

試合結果、試合内容は、続きを読む、で。
【ACミラン vs ユヴェントス】
ACミラン(4-3-3):
ディエゴ・ロペス;アバーテ、アレックス、ボネーラ、デ・シーリョ;ポーリ、エッシェン、ムンタリ、;本田圭佑、パッツィーニ、メネズ
ユヴェントス(4-4-2):
ストラーリ;リヒトシュタイナー、ボヌッチ、オグボンナ、エヴラ;ヴィダル、ピルロ、ポグバ、マルキジオ;テベス、ジョヴィンコ
結果:ACミラン 1 - 0 ユヴェントス
得点者:
ACミラン:30' 本田圭佑
試合前に両チームの監督として握手するインザーギとアッレグリ。何だかすごい光景。
4分、右サイドへの展開からアバーテがクロス、ポーリがヘッドで合わせにいくがヒットせず、ファーにこぼれたボールをもう一度中央に折り返して、メネズが右足でシュートを放つがディフェンスがブロック。
12分、ペナルティエリア内左へのループパスでポグバが抜けだす、シュートにいきかけるがやや中途半端なプレーになって、ディエゴ・ロペスの身体に当てるような形に。
15分、ヴィダルが中央からパスを出そうとするがアレックスがブロック、そのこぼれ球を自ら拾ったヴィダルがペナルティエリア際で後ろからボールを奪いに行ったエッシェンに倒されてあわやPKかと思ったものの、ギリギリフリーキック。危ない。
20分、デ・シーリョが一気に左サイドをドリブルで駆け上がる、そのまま左足でクロス、ニアポストでメネズがつぶれて、中央に飛び込んできた本田がシュート、ディフェンスにブロックされ、コーナーに。
25分、ユヴェントスの右コーナーキック、ゴール前で混戦になり、テベスのシュートはディフェンスがブロック、こぼれ球をジョヴィンコがシュートするがディエゴ・ロペスが良い反応をみせてセーブ、結果オフサイドだったものの、良いプレーでした。
30分、ムンタリが高い位置でボールを奪われピンチになりそうだった場面、テベスからボールを奪い返して一気に前線へのロングボール、デ・シーリョが左サイドに抜け出す、マイナス気味にグラウンダーで折り返したボールを本田が左足でゴールに叩き込んでミラン先制。お見事。相変わらず守備になった時のスペースの空き方は気になるものの、サイドからサイドへという攻撃のイメージは出来つつあるのかも。ただ、3トップの真ん中として、パッツィーニがあまり機能していないのは、問題か。
43分、やや距離がある位置からのフリーキック、最初から蹴る気満々だったアレックスが力いっぱいのキックをするがジャストミートせず、壁に阻まれる。そのちょっと前のフリーキックで本田が結構良いボールを蹴っていたので、本田に蹴って欲しかった。
ロスタイムも経過してACミランvsユヴェントスは終了。1-0でミランが勝利。
【ユヴェントス vs サッスオーロ】
ユヴェントス:
ルビーニョ;カセレス、ロムロ、マローネ、キエッリーニ;ぺぺ、パドイン、アサモア、マティエーロ;ペレイラ、ヴィターレ
サッスオーロ:
ポリート;カンナヴァロ、テラノヴァ、アチェルビ、ロンギ;ブリーギ、チブサー(30' ベラルディ)、セレーニ(30' マニャネッリ)、クルティッチ;パヴォレッティ;フローロ・フローレス
結果:ユヴェントス 1 - 0 サッスオーロ
得点者:
ユヴェントス:43' ペレイラ
2試合目は、ユヴェントスvsサッスオーロ。正直、ユヴェントスの方はずいぶんメンバーを落としてきた印象が強い。シーズン開幕直前だし、ケガでもされたら大変だという意識もあるんでしょうが、それにしても普段あまり目にしない名前がズラリと。そんなわけでシステムもはっきりしないところがあるので、フォーメーション図はなし。
4分、ユヴェントスゴール前でのフリーキック、パヴォレッティが飛び込んでヘッドで合わせるがボールはゴール左へ外れる。
7分、左サイドの高い位置でボールを奪ったクルティッチがそのままドリブルでペナルティエリア内に侵入、ディフェンスをかわしてシュートにいくがやや手間をかけすぎたのか、ブロックされる。
やはりこれだけ普段プレーしていない選手を入れると、さすがのユヴェントスも機能しない。きっと本当はレアル・マドリーから獲得したモラタとか試したかったでしょうけど、ケガしてるんですよねえ。僕も観たかったのに。
24分、サッスオーロの右コーナーキック、クリアされたリバウンドをペナルティエリア外からチブサーがダイレクトでボレー、GKがしっかりキャッチ。
30分、サッスオーロの交代、チブサー、セレーニに代えてベラルディ、マニャネッリ。そういえば、この大会の交代枠ってどうなってるんだろう。45分ごとに3人まで交代できるのか、1チームごとに3人までなのか、それともプレシーズンマッチだから交代枠は3に限定されていないのか、不明です。
エル・シャーラウィの姿がちらっと映る。次のサッスオーロとの試合は先発かな。
37分、左からのクロスがファーポストで待ち構えていたぺぺに通る、ワントラップから左足でシュートをうつが、GKがブロック。
38分、ロムロがペナルティエリア内右のスペースへ出し、そのボールに走りこんだカセレスがGKを引きつけグラウンダーで折り返し、どフリーでゴールに流しこむだけだったぺぺがなぜか空振り、チャンスを逸する。
43分、マティエーロが左からのグラウンダーのボールを中央に送る、マニャネッリがクリアしそこねたこぼれ球を拾ったペレイラが素速い左足のシュートをゴール左隅に決める。ユヴェントス先制。
終了の笛。2試合目はユヴェントスが勝利。
【ACミラン vs サッスオーロ】

ACミラン(4-3-3):
アッビアーティ;デ・シーリョ(38' ザッカルド)、サパタ、ラミ、アルメロ;エッシェン(26' ポーリ)、クリスタンテ、サポナーラ;本田圭佑(38' マストゥール)、メネズ(26' パッツィーニ)、エル・シャーラウィ
サッスオーロ(4-3-3):
ポミニ;ガッツォーラ、テラノヴァ、カンナヴァロ、ロンギ;マニャネッリ、チブサー(34' ビオンディーニ)、ブリーギ;ベラルディ、フロッカリ、フローロ・フローレス(31' ザザ)
※サッスオーロは上記以外にも、サンソーネ、アチェルビ、ミッシローリを投入していますが、誰と交代したかと交代した時間を把握しきれませんでした。
結果:ACミラン 2 - 0 サッスオーロ
得点者:
ACミラン:8' メネズ(PK) 19' エル・シャーラウィ
最後は、ACミランvsサッスオーロ。本田は最初のユヴェントス戦に続いて先発。45分戦って、その後約1時間空いて、また45分って選手にとっては珍しい体験だから、コンディショニングが難しそう。
ミランはこの前線のメンツだと、エル・シャーラウィが真ん中になるのかなあと思ってたけど、一応メネズが中央っぽい。肝心な時にいないんだよなあ、ニアン。チャンスなのに。
7分、ミランのカウンター、ペナルティエリア内に侵入したメネズが右足で切り返して左足でシュート、これがブロックに入ったテラノヴァの手に当たったという判定で、ミランにPK。このPKをメネズが力強いキックで左隅に決めてミラン先制。
10分、ベラルディの強烈なフリーキック、アッビアーティが鋭いセーブで弾き出す。さすが。
19分、ミランのカウンター再び、センターサークル付近でボールを受けた本田からのスルーパスでエル・シャーラウィが一気に抜けだす、スピードでテラノヴァを強引に押さえこんで最後は左足で冷静に流しこむ、ミラン2点目。エル・シャーラウィが得点をあげたのが嬉しいし、それをアシストしたのが本田だったのも嬉しい。。
20分、右サイドからのクロスを本田がヒールで狙うが上手く当てることができず、エル・シャーラウィがフォローに入るがシュートまではいけず。
22分、右サイドに抜け出したデ・シーリョからのクロス、エル・シャーラウィがヘディングにいくがクリアされる、そのリバウンドをメネズが拾って右足でシュート、枠の左へわずかに外れる。
25分、本田が右サイドからゴールライン際をドリブルでペナルティエリア内に侵入、クリスタンテがマイナスに折り返してエル・シャーラウィがペナルティエリア外から狙うがGKが何とかセーブ。惜しい。
26分、ミランの交代、メネズ、エッシェンに代えてパッツィーニ、ポーリ。
28分、クリスタンテがゴール前に絶妙のループパスを送る、パッツィーニが抜け出して左足でシュート、わずかに枠の左に外れる。パッツィーニにも点をとって欲しいなあ。
31分、サッスオーロの交代、フローロ・フローレスに代えてザザ。サッスオーロは、この前にもサンソーネを入れているんですが、交代した時間と誰と交代したのかをつかみきれませんでした。
34分、サッスオーロの交代、チブサーに代えてビオンディーニ。
38分、ミランの交代、本田、デ・シーリョに代えてマストゥール、ザッカルド。出てきました、マストゥール。
44分、右サイドからのグラウンダーのボール、パッツィーニが受けて走りこんできたサポナーラに落とす、しかしサポナーラはディフェンスに寄せられシュートにはいけず、リバウンドをクリスタンテがシュートするが、枠の外へ。
試合終了。2-0でミランが勝利。2勝でこの大会優勝ということに。シーズン開幕前、最後のテストマッチを良い形で締めくくることができて、ちょっと安心。
本田は1ゴール1アシストの活躍。まだプレシーズンマッチだから、そんなに喜んでも仕方がないかもしれないし、正直3トップの右というポジションが本田にとってベストだとはいまだに思えないけど、それでも結果を残したことは素晴らしい。色々と言っている人たちを結果で黙らせてほしいと思います。なお、この大会のMVPにもなったようで、表彰式で何かもらっていました。
ガゼッタ・デッロ・スポルトに記事が掲載されてたら、こちらでも取り上げる予定です。