ACミランは5140万ユーロ(約67億円)を手にする
まだ、UEFAからの正式な発表はありませんが、7月19日付のガゼッタ・デッロ・スポルトに2012-13シーズンのチャンピオンズリーグ出場クラブへのUEFAからの分配金に関する記事が出ていました。

トップに立ったのは準々決勝でバイエルン・ミュンヘンに敗れたユヴェントスで、6530万ユーロ(約85億円)。2番目のバイエルン・ミュンヘンが5500万ユーロ(約72億円)で、およそ1000万ユーロというかなりの差があります。また、決勝トーナメント1回戦で敗退したミランですが、5140万ユーロ(約67億円)と4番目につけています。準決勝まで進んだスペインの2チーム、レアル・マドリー、バルセロナよりも上ですね。
今回、イタリア勢に対する分配金がかなり高くなっているのは、テレビ放映権に関する分配金が原因です。結果に基づく賞金では、ユヴェントスは2050万ユーロ、ミランは1510万ユーロしか獲得していませんので、残りはテレビ放映権に基づく分配金ということになります。元々イタリアの市場がわりと大きく、イタリアからの参加チームへの分配金が多めなこともありますが、ウディネーゼが予備選で敗退したため、分配の対象になったのがユヴェントスとミランの2チームだけだったことがかなり大きな要因となっています。イングランドもかなりマーケットの規模が大きく、分配金は多めなんですが、4チーム参加しているので、1チームあたりの受け取る金額は少なくなっています。ドイツ、スペインも同じような状況です。
それにしても、ミランはこんなに分配金をもらうのに、その金は一体どこに行っているんでしょうねえ…。年俸だけでもこの金額以上にかかっているので仕方ないのかもしれませんけども…。選手を放出してからでないと、新たな選手を獲得しないという方針自体に文句はあまりありませんが、せっかく選手が頑張って獲得したお金なので、有効に使って欲しいと思います。