両チームの先発メンバー、フォーメーション&マッチアップはこんな感じ。

試合結果、試合内容は、続きを読む、で。
インテル(3-5-1-1):
ハンダノヴィッチ;ロランド、ラノッキア、サムエル;ヨナタン、タイデル(82' サネッティ)、カンビアッソ、アルヴァレス(59' コヴァチッチ)、長友佑都;グアリン(71' ベルフォディル);パラシオ
リヴォルノ(3-5-2):
バルディ;チェッケリーニ、エメルソン、ヴァレンティーニ;エムバイェ、スキャッタレーラ、ダンカン(46' ベナッシ)、ルーチ、ジェミティ(87' ボルハ);シリガルディ(65' エメガラ)、パウリーニョ
結果:インテル 2 - 0 リヴォルノ
得点者:
インテル:30' OG(バルディ) 90+1' 長友佑都
両チームとも大方予想通りの先発メンバー。インテルは、フアンが出場停止のため、最終ラインは、ラノッキア、ロランド、サムエルという布陣。ガゼッタによると、ロランドが中央という予想になっているけど、観てみないと分かりません。
6分、ペナルティエリア内左奥のスペースへロランドのパス、長友が走りこんで、トラップからゴールライン側に切り返して中央に入れようとするが、ゴールラインを割る。飛び出しのタイミングは素晴らしかった。
インテルは、ガゼッタの予想通り、最終ラインの中央にロランド。正直、ちょっと狙いが分からない。
30分、ペナルティエリア内右に侵入したヨナタンが速いグラウンダーのクロス、これをGKがなぜか弾いて、ゴール方向に転がりゴールイン。思わぬ形でインテル先制。
44分、長友がエムバイェとの1対1からペナルティエリア内左に侵入、中央に入れようとするが、エムバイェに倒される、しかしノーファール。
45+2分、ゴール前やや左寄りの位置からアルヴァレスが左足でミドル、ゴール右下隅の良いコースにいっていたものの、GKが何とかセーブ。
前半終了。インテル、1-0でリード。
後半開始。リヴォルノは、ダンカンに代えてベナッシを投入。
後半は、リヴォルノの中盤がやや厚みを増し、インテルが押し込まれる展開。決定機は無いものの、流れとしてはイヤな感じ。
59分、インテルの交代、アルヴァレスに代えてコヴァチッチ。ベンチでのアルヴァレスの様子をみると、どこか痛めた感じ。
64分、インテルの左コーナーキック、サムエルがヘッドで合わせたものの枠の上へ。
65分、リヴォルノの交代、シリガルディに代えてエメガラ、
同じく65分、左サイドから長友が速いグラウンダーのクロス、パラシオがニアポストで合わせるが、ヴァレンティーニがブロック。
71分、インテルの交代、グアリンに代えてベルフォディル。
73分、ゴール前で細かくつないで、最後はカンビアッソがシュート、しかしバルディの正面。
75分、左サイドからジェミティがクロス、パウリーニョが飛び込んでヘッドで合わせるも枠の上へ。
77分、インテルの左コーナーキック、ラノッキアがヘッドで合わせるがバルディが正面でキャッチ。
ベルフォディルがまだまだインパクトを残せていない。出場試合数も少ないけど、それも納得の内容。日程的に比較的余裕があるとはいえ、パラシオを休ませたい試合もあると思うんだけど、現状ではパラシオを使い続けざるをえない。この試合もベルフォディルは今ひとつ。
82分、インテルの交代、タイデルに代えてサネッティ。沸き返るジュゼッペ・メアッツァ。本当に帰ってきたんですね、サネッティ。そのままタイデルが入っていたポジションに入るものと思われます。
87分、ヨナタンが倒れこむ。どうやら右足の太もも裏あたりを痛めた模様。インテルはすでに3人交代枠を使っているため、ここからは10人で戦うことになりそうです。こういう状況になると、パラシオがしっかり最終ラインまで帰ってきて、ディフェンスをしているのが素晴らしい。彼は本当に良い選手だなあ…。
90+1分、右サイドからサネッティがドリブルで中央へ流れコヴァチッチへパス、コヴァチッチが個人技でタメを作って、左から最終ラインの裏へ飛び出した長友に絶妙のスルーパス、長友が右足のボレーで決めてインテル追加点。良いゴールでした。サネッティは何も変わらない。
試合終了。2-0でインテルが勝利。サネッティの復帰戦を良い形で終えることが出来ました。長友もゴールを決めたし、本当に良かった。
サネッティの試合後のインタビューの内容を訳しておこう。
「感慨深いよ。あんなケガをして、40歳という年齢で、ピッチに帰ってくるのは簡単なことじゃなかった。けど、少なくとももう一試合はプレーすると自分自身に誓っていたし、それを実現できた。今は、ファン、会長、フィジカルセラピスト、僕の手術をしてくれた医師、そして同僚たち、全員に感謝してる。重要な勝利で、とても良い結果になったよ。」
「(モラッティからトヒルへの会長交代について)僕たちの間には強い人間関係がある。それは重要なことだ。彼が家族とともにこれまでやってきたことは称賛に値する。これが重要なステップだということは分かっているが、僕たちはフィールドで答えを出さねばならない。」
「(今後のシーズンについて)僕たちは重要なもののために戦い続けなければならないし、順位についてはその結果ついてくるものだ。この精神があれば、もっと上に行けるはずだ。」
FCInternews.itによる何人かの選手評の訳。
http://www.fcinternews.it/focus/pagelle-taider-zanzara-kovacic-da-speranze-132527
長友佑都:6(10点満点)
前半を通じて、高い位置でプレーし、エムバイェにスペースを許す。エムバイェはサン・シーロでキレのある動きをみせ、おそらく長友にアフリカンレストランで夕食をごちそうすることになるだろう。後半は、状況が変わり、改善して、終盤の2-0となるゴールでは得点の喜びを謳歌した。彼はスシバーでコヴァチッチに夕食をおごらなければならないだろう。
【インテル】
ヨナタン:6.5(10点満点)
インテルにリードをもたらしたゴールは、彼の個人技から生まれたもので、彼はフェイスブックでバルディと共有することになるだろう。しかし、その後は、自分の役割に徹し始め、マッツァーリの好きなように、いつも通り前後をしっかり守った。試合終盤に、足を痛めたが、それでも起き上がった。
サネッティ:10
ミリートについてもそうだったが、彼にとって急勾配だったであろう登山の先にあるフィールドに復帰したことについては、この評点になる。おそらく、彼はキャリアの中でもこの10分間を楽しんだだろうし、クオリティも素晴らしいものだった。
ガゼッタ・デッロ・スポルトを入手したら、選手評を記事にする予定です。