セリエA 2013-14 ユヴェントス vs インテル 他の選手の評点&一部の選手評の訳も
ガゼッタによるこの試合の評点。

長友の選手評に加え、その他の何人かの選手評の訳など、内容は、続きを読む、で。
両チームの評点。
【ユヴェントス】
コンテ監督:7
ストラーリ:6
バルザーリ:6.5
ボヌッチ:6
キエッリーニ:7
リヒトシュタイナー:7.5 Best of the Team
ヴィダル:7
ピルロ:6.5
ポグバ:7
アサモア:7
ジョレンテ:5.5
テべス:5.5
カセレス:6
イスラ:評点なし
ヴチニッチ:評点なし
【インテル】
マッツァーリ監督:4
ハンダノヴィッチ:6
カンパニャーロ:5.5
ロランド:6 Best of the Team
フアン:5
ヨナタン:4.5
クズマノヴィッチ:4.5
コヴァチッチ:5.5
タイデル:4.5
長友佑都:4.5
アルヴァレス:5
パラシオ:4.5
ダンブロジオ:5.5
ミリート:5.5
ボッタ:6
長友の選手評の訳。
長友佑都:4.5
君は一体なぜリヒトシュタイナーをずっとフリーにし、ヘディングをさせてしまったのか? 1-0となった場面で「ナガ」は別の場所にいて、かわいそうなコヴァチッチの手に委ねられてしまった。概して、長友はユヴェントスの有刺鉄線にひっかっていた。加えて、2-0となった場面でもミス。ナガは良くなかった。
一部の選手評の訳。
【ユヴェントス】
リヒトシュタイナー:7.5 Best of the Team
昔から言われ、書かれ、考えられてきた。前と横をよく見ていれば、物事に気づくことができ、重要な見返りが得られる、と。その通りに事が進んだ。理想的なマンオブマッチだと彼について考えるのは、スイスに正確さと忍耐力という習慣があるからだろう。絶えず動き回り、0-0だった場面ではゴールを防ぐ。右サイドは赤い矢印の付いた一方通行状態だった(また、クロスも)。
ヴィダル:7
差はウィングと中盤にあった。戦い方のシステムは鏡写しの様だが、ユヴェントスの3人のミッドフィールダーと、インテルの3人のミッドフィールダーをとりあげ、その合計を比較してみると、不均衡の度合いが分かるだろう。ヴィダルはタイデルに対してやりたい放題で、ほとんど計算もできないほどだった。最後のひと突きで、3-0となるゴールも。オーレ。
ピルロ:6.5
リヒトシュタイナーへのレーザービームのようなアシストは、この試合での最高の瞬間だった。素晴らしいボールは、リモートコントロールのようだ。ピルロが止まってしまうと、他の選手は輝かないということだ。その溢れるような知性で、インテルは小さく、絞り出せるものがあまり残っていないと理解していたのだろう。上品なプレーで仕上げ。
【インテル】
ロランド: Best of the Team
彼は自分について、RolandoのアナグラムでRonaldoだと考えたのか、栄誉あるゴールを決めたが、チームベストという賞を彼に与えるのはディフェンダーとしての部分だ。テベスもジョレンテも得点できなかったということは、最終ラインが良かったか悪かったかはともかく、個人としての戦いにロランドが彼らに負けなかったということだ。それに加え、終盤に向けて、ストラーリに唯一のセーブを強いた。ロランドは誇りを持っていい。
長友『4.5』という低評価。
ユヴェントスは強かった……。ピルロは評点では6.5ですが、素晴らしい巧みなプレーぶりでした。個人的には彼にマン・オブ・ザ・マッチをあげたいくらい。ただ逆に、ピルロくらいだと、よほどすごいことをしないと高い評点はもらえないのかもしれませんね。
なお、ヴィダルの選手評の最後にある『オーレ』というのは、その前にある『最後のひと突き』と訳した部分の原語が、l’ultima ≪banderilla≫で、≪banderilla≫というのが、闘牛に用いられる牛にとどめを刺すための小さな槍のことを指すので、こういった言葉が用いられているようです。