両チームの先発メンバー、フォーメーション&マッチアップはこんな感じ。

試合結果、試合内容は、続きを読む、で。
フィオレンティーナ(4-3-3):
ネト;トモヴィッチ(67' ヴォルスキ)、ゴンサロ、サヴィッチ、パスクアル(18' ロンカリア);M・フェルナンデス、アンブロジーニ、ボルハ;ホアキン(79' リデル)、マトリ、クアドラード
ACミラン(4-2-3-1):
アッビアーティ;ボネーラ、ラミ、メクセス、コンスタン;デ・ヨング、ムンタリ;本田圭佑、カカ、ターラブト(79' ビルサ);バロテッリ(89' ザッカルド)
結果:フィオレンティーナ 0 - 2 ACミラン
得点者:
ACミラン:23' メクセス 64' バロテッリ
3分、左サイドからカカが中央にグラウンダーで折り返し、本田が左足で合わせにいくが空振り。力入り過ぎなのかなあ…。
8分、右サイドのクアドラードからクロス、マトリが飛び込んでヘッドで合わせるが、枠の右へ外れる。
12分、フィオレンティーナゴール前でのフリーキック、やや右寄りの位置から本田が左足で狙うが壁に直撃、リバウンドをもう一度本田が狙うもまたしてもブロックされる。やっぱり力が入りすぎている感じ。
18分、フィオレンティーナの交代、パスクアルに代えてロンカリア。ケガかな? ロンカリアは右サイドバックに入り、トモヴィッチが左に回るようです。
23分、30m以上あるところからのバロテッリのフリーキック、ほぼGK正面だったものの良いところでバウンドし、GKがファンブル、こぼれ球をメクセスがヘッドで押し込んでミラン先制。
37分、ターラブトがミドル、GKがわずかに触ってコーナー。ターラブトは持ち味を活かせてるなあ。
40分、ターラブトが左からペナルティエリア内右のスペースへクロスパス、走りこんだ本田が右足ダイレクトで折り返し、ムンタリがファーで合わせるが枠の上へ。形としては良い感じ。
バロテッリが相変わらずちょっとイライラ。すでに1枚イエローをもらっているので、気をつけて欲しい。
そういえば、フィオレンティーナはヨーロッパリーグでユヴェントスと対戦し、アウェーでのファーストレグを1-1で折り返し。ホームでスコアレスドローなら勝ち抜けという状況の中、ピルロのフリーキックにより0-1で敗れて敗退が決まるという結果に。微妙に元気がなく見えるのはそのせいなのかしら。
前半終了。1-0でミランがリード。フィオレンティーナにあまり元気がないというのも一因だとは思いますが、今日のミランは悪くない。本田については、守備面でかなり頑張ってるし、攻撃でもわりとボールを受けられているものの、攻撃での有効な仕事は少ない感じ。縦に入ったパスを簡単にロストするのは、印象が良くない。周りの選手としても同じような状況でパスが出しにくくなりますよね。その点はどうにかして改善すべきだと思う。
後半開始。両チーム交代なし。
48分、左からのクロスパス、ペナルティエリア内右からホアキンがヘッドで折り返し、マトリが中央でどフリーに、ヘッドで狙うが枠の左へ外れる。助かった……。
51分、右サイドからバロテッリがディフェンダーを引きずるようなドリブルでペナルティエリア内に侵入、グラウンダーでマイナスに出すがやや後方に出しすぎてターラブトがシュートにいったものの難しい体勢だったためか、枠の上へ大きく外れる。
63分、デ・ヨングのロングパスに本田が抜け出しそうになったところをロンカリアが突き飛ばすような形で倒してミランにフリーキック。ゴールほぼ正面ペナルティアーク付近からバロテッリが右足で蹴ったボールはゴール右上隅の絶妙のコースへ、ネトが飛びつくも及ばず、ミラン追加点。鮮やかでした。
67分、フィオレンティーナの交代、トモヴィッチに代えてヴォルスキ。ラファウ・ヴォルスキは、21歳のポーランド人選手ですでにフル代表の経験もある攻撃的ミッドフィールダー。ということで、マトリの下あたりに入るのではないかと思われます。おそらく3バックにするのでしょう。
残り15分、ロスタイムも入れて20分弱。ミランとしては試合をどう締めくくるかが非常に重要。この辺はまさに監督の腕の見せどころ。さあ、どうするセードルフ。
78分、左サイドから入ってきたボルハをボネーラが倒してフィオレンティーナにフリーキック、ボネーラにはイエローカード。ミランはこれで6枚目。ちょっと多すぎ。
79分、フィオレンティーナの交代、ホアキンに代えてリデル。今日のホアキン、本当に存在感なかったなあ。チーム全体に元気がないとも言えるんですが、特にホアキンは目立たなかった。
同じく79分、ミランの交代、ターラブトに代えてビルサ。
82分、右サイドでカカがキープしてペナルティエリア内右のスペースへパス、デ・ヨングが走りこんでそのままシュート、枠にはいかなかったものの良い形。
87分、右サイドから突破をはかったリデル、コンスタンが軽くかわされ、カバーにいったメクセスがリデルを倒してフリーキック、メクセスにイエロー。これで7枚目か、ミラン。その際、イエローを提示しているレフェリーにメクセスがぶつかってレフェリーがカードを落とす。完全に故意でやったわけじゃないだろうけど、避けることはできたはずだし、こんなのでもう一枚もらったりしたらバカバカしいから止めて欲しい。
89分、ミランの交代、バロテッリに代えてザッカルド。
ロスタイム3分を消化して試合終了。2-0でミランが勝利。公式戦では、2月23日のサンプドリア戦以来の勝利となりました。プレースキックからの2ゴールなので、内容が良くなったとは必ずしも言えませんが、今は何よりも結果が重要。それに内容にしても改善の兆しはみえたような気がします。ただ、後半やや失速気味なのは変わらないかな。その点はさらに改善が必要だと思います。ここから4試合は、キエーヴォ、ジェノア、カターニア、リヴォルノと、ミランよりも下かほぼ同じくらいの順位のチームとの対戦が続きます。ここで出来る限り多くの勝点をしっかり得て、その後のローマ戦、インテル戦につなげて欲しいです。
本田については、やや力みがあるような場面もありましたが、全体的には良かったと思います。特に後半は良かったです。チームとの連携もずいぶん良くなってきたんじゃないでしょうか。ただ、試合中にも書きましたが、後方からのチャージで簡単にボールをロストするシーンがあるのはやっぱり印象が良くない。その点はぜひとも改善が必要だと思います。それができれば、もっと高い位置でボールをもらえる場面も増えるんじゃないでしょうか。あと、後半の最後の方、もう少しエゴイスティックになってもいいかな、と思うシーンがありました。
ガゼッタ・デッロ・スポルトを入手したら、選手評を記事にする予定です。