プレミアリーグ 2012-13 第7節 サウサンプトン vs フラム プレビュー
1勝5敗勝点3で17位のサウサンプトン、かたや3勝3敗勝点9で9位のフラム。
両チームの先発予想、フォーメーション&マッチアップ図はこちら。

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サウサンプトン(4-4-1-1):
ボルツ;クライン、フォンテ、吉田麻也、フォックス;パンチョン、S・デイヴィス、シュナイデラン、ララナ;ラミレス;ランバート
フラム(4-2-3-1):
シュウォーツァー;リーター、ヒューズ、ハンゲラン、リーセ;シドウェル、ビアード;ダフ、カラグニス、カカニクリッチ;ペトリッチ
上述の通り、サウサンプトンは、すでに5敗。ただ負けた試合の中には上位チームとの対戦が多く、そう悲観したものでもない状況。5敗の相手は、マンチェスター・シティ、ウィガン、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、エヴァートン。ウィガン以外は完全な上位チーム。とはいえ、とにかく失点が多すぎ。ここまで18失点=1試合平均3失点。また、ここまで無失点の試合はゼロ。得点は10でアーセナルと変わらないので、失点さえ減らせれば、それなりに戦えるはずなのだが。吉田麻也の加入によって、ディフェンス面に向上の兆しは見えるので、今後に期待。
前節、エヴァートン戦では中盤の攻守の要だったシュナイデランが故障欠場。17歳のワード・プラウズが代役を務めるも、ちょっと無理があった。今節ではシュナイデランの復帰が濃厚なので、その点は安心。あと、前節ではリーグカップで活躍したJ・ロドリゲスを先発起用したものの、これがハマらず。右サイドは、パンチョンに戻すのではないかと思われる。あと問題は最終ライン。まず、サイドバックをどうするか。アストン・ヴィラ戦後半に上手くいったクラインを左サイドバックで起用する形をとるか、それとも本職の左サイドバックであるフォックスを使うのか。今のところ、右にクライン、左にフォックスが濃厚。左にクラインを起用する場合は、右はF・リチャードソン。また、センターバックをどうするか。吉田麻也を先発起用する方針は変わらないと思うんだけど、その相方をフォンテとホーイフェルトのどっちにするか、と。現状ではフォンテかなあ。なお、現地フォーラムでは、センターバックをフォンテとホーイフェルトに組ませて吉田麻也をセントラル・ミッドフィールダーとして起用するのはどうだ、なんて声も。
吉田は名古屋グランパスではミッドフィールダーだったけど、センターバックにうまくコンバートした。彼をセントラル・ミッドフィールダーとしてデイヴィスと組ませて、左にララナ、右にパンチョン、その前にラミレスを置いて、前線にランバートという形がみてみたい。吉田は、身体が強くて、良いパサーだ。彼は、センターバックとサイドバックの前でうまくカバーもしてくれるだろう。
吉田がセントラル・ミッドフィールダーとしてプレーしてるのを観られたらいいなあ。彼なら間違い無くその役割をこなせると思う。エヴァートン戦前半にボールを持って50ヤードの前進したときに、本当のクオリティがみえた。
あくまでもシュナイデランがダメだった時の考え方として、ということではあるけど、ひとつの考え方としてありなのかもしれないな、と思ったりした。
GKは新加入のボルツが初先発か。ガッザニガでもいいかなと思うんだけど。
フラムは3敗のうち、ふたつが、シティとユナイテッド戦のもの。13得点9失点とそれほど悪い結果でもない。実際、メンバーをみてもバランスのとれたチームだと思う。以前自分で書いたフラム評を使おう。
各ポジション、なかなか充実したラインナップ。左SBがリーセだったり、ダフがいたり。開幕戦の先制ゴールはリーセからダフへのロングクロスパスからでした。他にも
デンベレにはチェルシー、ユナイテッドなどビッグクラブが関心を示しているって話だし、カカニクリッチはまだ21歳ながらスウェーデンのA代表だし、ペトリッチは結構な万能型FWだし、よく見てみると本当に良いチーム。ちなみにオーナーはモハメド・アルファイド。ハロッズのオーナーで、ダイアナ妃の恋人として有名なドディ・アルファイドの父親です。お金持ちだと思いますが、そんなに無茶なお金の使い方はしてません。今シーズン獲得した、ペトリッチ、リーターは両方フリートランスファーだし。ロダレガも。システムは4-2-3-1。最終ラインからも中盤の底からも効果的なボールが出せるので、ペトリッチに当てて中盤の選手が前を向く形もあれば、ノーウィッチ戦の先制ゴールのように直接裏をとっていくボールもあり。
シーズンが始まってからデンベレを失ったのはちょっと痛いけど、それでも十分に戦えるメンバー。
このサウサンプトン戦では、トップに誰を置くかが問題。ペトリッチを予想してるけど、もしコンディションに問題がないのであれば、ベルバトフを起用する可能性も。あとは、中盤のカラグニスについては、もっと攻撃的にするのであれば、ブライアン・ルイスに代えてみたり。もしくは、ウィングのどっちかをブライアン・ルイスにしてもいいかもしれない。
サウサンプトンがどのくらい守りきれるかが大きな課題になりそうなこの試合。
出場するとすれば、吉田麻也の役割は非常に重要です。最近は毎週末楽しい。
(追記)
ツイッター情報で両チームのスタメンが。
サウサンプトン(4-4-2):
ガッザニガ;リチャードソン、フォンテ、吉田麻也、フォックス;パンチョン、S・デイヴィス、シュナイデラン、ララナ;ランバート、ロドリゲス
フラム(4-2-3-1):
シュウォーツァー;リーター、ヒューズ、ハンゲラン、リーセ;シドウェル、ビアード;ダフ、ルイス、カカニクリッチ;ロダレガ
サウサンプトンの方はガストン・ラミレスと右SBのクラインがどうやら故障欠場。これはつらい。
フラムはトップにロダレガ。さらにブライアン・ルイスも。なかなか強力な攻撃陣。サウサンプトンとしては、かなり耐える試合を余儀なくされる予感。