ガゼッタによるこの試合の評点。

試合結果、何人かの選手評の訳など、内容は、続きを読む、で。
試合のレビュー記事を書けなかったので、まずは試合結果から。
イタリア代表(4-1-4-1):
ブッフォン;アバーテ、バルザーリ、キエッリーニ、ダルミアン;デ・ロッシ;カンドレーヴァ(57' インシーニェ)、チアゴ・モッタ(46' カッサーノ)、ピルロ、マルキジオ(69' チェルチ);バロテッリ
コスタリカ代表(5-4-1):
ナバス;ガンボア、ドゥアルテ、ゴンサレス、ウマーニャ、ディアス;ルイス(81' ブレネス)、ボルヘス、テヘダ(68' クベロ)、ボラーニョス;キャンベル(74' ウレーニャ)
結果:イタリア代表 0 - 1 コスタリカ代表
得点者:
コスタリカ:44' ブライアン・ルイス
コスタリカ代表がブライアン・ルイスのあげたゴールを最後まで守り抜いて、イタリア代表に勝利。これで、2連勝したコスタリカの
※コスタリカのグループリーグ首位通過は決定ではないというコメントを頂きました。
勝点で並んだ場合は、当該チーム間の勝点で順位を決めるものだと思い込んでいました。申し訳ありません。
両チームの評点。
【イタリア代表】
プランデッリ監督:5
ブッフォン:6
アバーテ:4
バルザーリ:6
キエッリーニ:4
ダルミアン:5.5
デ・ロッシ:5
カンドレーヴァ:4
チアゴ・モッタ:4
ピルロ:6
マルキジオ:4.5
バロテッリ:4 Best of the Team
カッサーノ:4
インシーニェ:5
チェルチ:5
【コスタリカ代表】
ピント監督:8
ナバス:6.5
ガンボア:6.5
ドゥアルテ:7
ゴンサレス:7.5
ウマーニャ:7
フニオール・ディアス:7
ブライアン・ルイス:7.5 Best of the Team
ボルヘス:6.5
テヘダ:6.5
ボラーニョス:7.5
キャンベル:6.5
クベロ:6
ウレーニャ:6
ブレネス:評点なし
一部の選手評の訳。
【イタリア代表】
ピルロ:6 Best of the Team
バロテッリに出した浮き球のパスが、この惨状にとって救いとなる可能性のあった唯一のものだった。天才のタッチは、この午後の『スライディングドア』となった。もし哀れなマリオがこれをものにしていれば、物語は全く違ったものになっていたかもしれない。良いフリーキックをみせたことも、ピルロに対する高評価につながる。砂漠に、伝道師がいるようなものだった。
バロテッリ:4
「それで、私はこんな風にゴールを外した人にキスをすることになっているのかしら?」 英国女王は、バロテッリの哀れなミスに対してこう反応しただろう。気だるげで、大きな声をあげるばかりの1時間半は、小さなマリオのショーだった。ピルロからの素晴らしいボールを台無しにしたのは、カルチョに対する犯罪だ。
プランデッリ監督:5
暑さにしょげかえり、茹で上げられ、調理されたチームだったが、何よりも我々が気に入らなかったのは、後半の交代とシステムに関する混乱だ。絶望するほどの混乱だった。
【コスタリカ代表】
ブライアン・ルイス:7.5 Best of the Team
彼のことはイイズナと呼ぶことにしよう。とてもかわいらしい容姿をしているが、突然攻撃をしかけ、倒しに来るからだ。こんな感じにすすんでいく。イイズナはエリア内に入り、キエッリーニに対してスペースと時間を確保し、ブッフォンを打ち破る。洗練された技術を持ちゆっくりと動きながらも、突然の閃きをみせることができる。彼がイイズナで、我々がその標的だったのだ。
フニオール・ディアス:7
典型的な流動性をみせ、80メートルをカバーする姿は、ジュニア(Junior)というよりも、敬意を込めてディアス氏と呼ぶにふさわしい。ディフェンスとカウンターアタックで、継続的にアップダウンを繰り返し、決勝ゴールにつながるクロスをあげる。アバーテよ、そのイメージを焼き付け、メモをとっておくといい。君もペナルティエリア内にボールを提供しなければならないのだから。
ピント監督:8
バニョーリやカルロ・マッツォーネは、彼のことを誇りに思うはずだ。90年代のイタリアで最も強かったシステムでイタリアを骨抜きにしたのだから。
イタリア代表に対して、全体的にかつて見たことがないほどの低評価。個人的には、イングランド戦で好プレーをみせていたダルミアンを左に回し、アバーテを右に入れたことが一番気になりました。パレッタをセンターバックとして起用するよりも、やっぱりキエッリーニを入れた方がいいと判断したのかもしれませんが、それにしては、アバーテのコンディションが悪すぎます。イングランド戦でのガゼッタの評価にもあったけど、パレッタを残してラノッキアを外したのは、本当に正解だったのかなあ…。
コスタリカに対しては、全体的に高評価。当然ですね。中でもゴールを決めてベストに選出されたブライアン・ルイスと個人的に良いプレーをしてたと思うフニオール・ディアスの選手評を訳してみました。ブライアン・ルイスの選手評の中に出てくるイイズナっていうのは、イタリア語で[la Donnola]、イタチの一種らしいです。ちなみに、フニオール・ディアスって、岡崎慎司と同じ、マインツ05所属なんですね。現在30歳。もうちょっと若けりゃ…。
テーマ:FIFAワールドカップ - ジャンル:スポーツ