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赤と黒の話とか

ACミランの話を中心に、サッカーの話題を書いていく予定。基本的には海外記事の内容を元に書いていくつもり。必要に応じて英語記事の翻訳も。

2014 FIFAワールドカップ ブラジル大会 ファイナル ドイツ代表 vs アルゼンチン代表 レビュー

2014 FIFAワールドカップ ブラジル大会 ファイナル ドイツ代表 vs アルゼンチン代表 レビュー

両チームの先発メンバー、フォーメーション&マッチアップはこんな感じ。

WC2014_Final_Germany_vs_Argentine_re.png

試合結果、試合内容は、続きを読む、で。


ドイツ代表(4-3-3):
ノイアー;ラーム、ボアテング、フンメルス、ヘヴェデス;クラマー(32' シュールレ)、シュヴァインシュタイガー、クロース;ミュラー、クローゼ(88' ゲッツェ)、エジル(120' メルテザッカー)

アルゼンチン代表(4-2-3-1):
ロメロ;サバレタ、デミチェリス、ガライ、ロホ;ビリア、マスケラーノ;ペレス(86' ガゴ)、メッシ、ラヴェッシ(46' アグエロ);イグアイン(78' パラシオ)

結果:ドイツ代表 1 - 0 アルゼンチン代表

得点者:
ドイツ代表113' ゲッツェ

ついに今回のワールドカップもファイナルを迎えました。両チーム、ほぼフルメンバーなのが嬉しい。ただ、ドイツの方はケディラ、アルゼンチンの方はディ・マリアの姿がないのが、残念。ケディラは、ブラジル戦でMVPクラスのプレーをしたし、ディ・マリアの不在がオランダ戦でのアルゼンチンにとってかなり響いている感じがしたので。ケディラについては、試合直前の練習でケガをした模様

ドイツとしては、オランダ戦で危険な局面をカバーしまくったマスケラーノをいかにして釣り出すかが大きな課題。マスケラーノが最も重要な場面に顔を出せないような形を作れば、それが得点につながりそう。一方、アルゼンチン代表は、最終的にやはりメッシがいかに良いプレーをするかに全てがかかっていると思う。あとは、スピードをどう使えるか、かなあ。
4分、アルゼンチンのカウンター、ロングボールをラヴェッシが身体を張ってキープ、ペナルティエリア内まで持ち込み、ディフェンスに阻まれてボールがこぼれるが、そのボールを拾ったイグアインが右足でシュート、枠の左に外れたものの、アルゼンチンとしては悪くない形。
9分、カウンター気味の展開から、メッシが右サイドを駆け上がる、フンメルスをスピードのみでかわし、ゴールライン際から中央にマイナスの折り返しを入れるが、味方には合わず。アルゼンチンは、中盤では積極的にプレスにいかず、自陣ゴール付近を分厚くしての徹底的なカウンター狙い。確かにドイツとしては、最終ラインのスピード不足を狙われるのはイヤでしょうね。ブラジルはこういう相手に合わせた戦い方をするにはプライドが高すぎたのかな。
21分、クロースがヘディングでノイアーへバックパス、ところが、その先にはイグアイン、当然オフサイドではなく、どフリーからシュートするがなぜか枠を外す。やっぱり決勝ってどんな選手にとっても特別なんですね。
アルゼンチンは守備になると、常に7,8人ゴール前にいる感じ。90年のワールドカップのアルゼンチンもわりとこういうチームだった印象があるなあ。
30分、アルゼンチンがショートカウンターから右サイドへ展開、ペレスが右サイドからクロスをあげ、中央のイグアインがダイレクトで押し込むがオフサイドの判定。リプレイでみても明らかにオフサイドでした。
32分、ドイツの交代、クラマーに代えてシュールレ。シュールレがそのままクラマーのポジションに入ることはないだろうから、エジルが一列下がるっぽい。クラマーは、プレー中に頭部を強く打ったものの、そのままプレーしていました。交代時には、やや目がうつろだったので、ちょっと心配。今大会、頭部にダメージを負った際のルールが厳格化されたはずなんですが、わりと運用はルーズになっている感じもあります。
35分、ラヴェッシとメッシでカウンター、ラヴェッシがゴール付近まで持っていき、フォローしていたメッシがこぼれ球を拾う、左足でシュートにいくがディフェンスに当たってコーナーへ。
37分、今度はドイツの速攻、左サイドからのマイナスの折り返しをシュールレがシュート、ロメロがブロック。
40分、右サイドからメッシがドリブル突破、ノイアーの壁も超えたボールはボアテングがクリア。アルゼンチンの攻撃に面白みは無いけど、効率は良いなあ。
43分、右サイドからペナルティアーク付近のエジルへ、エジルが左にさばいて、走りこんできたクロースがシュート、ロメロが正面でキャッチ。ヒットしきれませんでしたね。
45+2分、ドイツの右コーナーキック、クロースが蹴ったボールにヘヴェデスが飛び込んでヘッド、ボールは右ポストを叩いて、オフサイドポジションにいたミュラーに当たってゴール方向へ、最後はロメロがおさえたものの当然オフサイドの判定。
前半終了。両チーム、ノーゴール。どちらもやり方がはっきりしていて、それぞれにチャンスは作っています。ただ、両チームどこかに硬さを感じるような、決勝らしい、何だかヒリヒリするような試合。観ているのも結構疲れる。

後半開始。アルゼンチンはラヴェッシに代えてアグエロを投入。
47分、ビリアからのパスでメッシが抜けだす、ペナルティエリア内やや左寄りの位置から放ったシュートはわずかに右に外れる。アルゼンチンには一発のプレーで色んなことをひっくり返せる選手が複数いるので、ドイツの最終ラインは大変です。
56分、サバレタが縦に蹴りだしたボールがドイツのペナルティエリア右脇ぎりぎりのところへ、イグアインが追い、飛び出したノイアーと衝突。パンチングで止めに行ったノイアーの太ももあたりがイグアインの顔に当たったものの、ノーファール。まあ、ノイアーはキレイにボールをヒットしていたので、文句は言えないかと。
アルゼンチンが徐々にプレスをかける位置を上げてきた感じ。ドイツとしては、ピンチのようなチャンスのような。
62分、シュールレのチェイシングで高い位置でボールを奪い、左サイドに抜け出したシュールレが中央に折り返し、エジルが飛び込むがシュートにはいけず、中途半端に触ってゴールキック。
アルゼンチンのプレスが明らかに変化。状況によっては、ノイアーにまでプレスをかけるようになりました。ただ、こういうのは、相手が慣れるまでの効果しか無かったりするんですよね。
75分、右サイドでボールを受けたメッシが中央に流れながら左足でシュート、枠の左に外れる。メッシっぽいプレーだったけど、さすがにあれだけゴール前に人がいると難しいか。
ドイツはやっぱりケディラの不在が響いてる感じ。中盤での動きがやや少なくボールのつながりが弱い。ただ、ベンチにそこの役割がこなせる選手はいないんだよなあ。
78分、アルゼンチンの交代、イグアインに代えてパラシオ、アグエロがトップに入るか。
その直後、メッシがゴール前で鮮やかなドリブル、ペナルティエリア内のスペースに出すが、合わせる選手は無し、自ら追いかけるがさすがにノイアーが先にキャッチ。
79分、コーナーキック後のボールをつなぎ、左サイドのミュラーからゴール前中央に残っていたヘヴェデスへ、何とかボールをキープしようとするが、ビリアとガライに阻まれる。
82分、右サイドに抜け出したラームが中央へマイナスの折り返し、ペナルティアーク付近でクロースがシュートするが、枠をとらえることはできず。今日のクロースはちょっとピントが合ってない感じ。
ワールドカップ史上、南米大陸でヨーロッパ勢は優勝無し。この前例について、あまり気にしていなかったけど、やっぱりそういうのは変わらないのかも。だって、今日のドイツなんだか、バタバタしてるもの。
86分、アルゼンチンの交代、ペレスに代えてガゴ。ドイツもゲッツェを入れようとしていたものの認められず。アルゼンチンがここで交代枠を使い切ったのがちょっとビックリ。
88分、ドイツの交代、クローゼに代えてゲッツェ。ほぼ間違いなく、クローゼにとってはこれが最後のワールドカップ。4大会16ゴールって本当にスゴイ記録だと思う。
ロスタイム、さすがに両チーム走りきれなくなったのかやや間延びした状況でチャンスを作り合うが、結局得点には至らず。
両チーム、ノーゴールのまま後半終了。延長戦突入

延長戦開始直後、ペナルティエリア内左でシュールレがほぼフリーからシュートを放つがロメロの正面でブロックされ、こぼれ球をエジルがシュートするがこれもゴールには至らず。
ドイツは左サイドバックがヘヴェデスなのが若干厳しい。おそらくアルゼンチンもそこは分かっていて、ヘヴェデスが高い位置でボールを持つのはむしろ呼び込んでいる感じさえある。
97分、左のロホからゴール前へのパス、パラシオが抜け出してノイアーの上を越えるループで狙うが枠の左へ外れる。
右からのラームのクロスをヘッドで弾き返すのはやはりマスケラーノ。よっぽどコンディションが良いんだろうなあ。
延長戦前半終了。まだノーゴール

延長戦後半開始
108分、シュヴァインシュタイガーがアグエロとの接触で出血、規定により一旦ピッチを離れる。
113分、左サイドをスルスルと上がっていったシュールレが左足で上げたクロス、ゲッツェが胸トラップから左足のボレーで右のサイドネットに沈める。ドイツここにきてついに先制。観戦中のメルケルも大喜び。
118分、ロホが左サイド奥深くのスペースに入ったボールを強引にダイレクトで折り返し、メッシがヘッドで狙うが枠の上へ。
120分、ドイツの交代、エジルに代えてメルテザッカー。試合直前にケディラを失い、さらにその代役として出場したクラマーを31分という時間でトラブルにより交代させざるをえなかったにもかかわらず、この時間帯でひとつ交代枠を残しているドイツというチームが恐ろしい。
ロスタイムは2分。まだアルゼンチンにもチャンスはある。
120+3分、メッシが自ら得たフリーキックを蹴るが枠を大きく外す。

試合終了。1-0で勝利したドイツが24年ぶりの優勝。1990年のワールドカップイタリア大会以来の優勝は、その時と同じくアルゼンチンを破ってのものとなりました。1-0というスコアもその時と同じ。1990年は延長線まで行っていませんが。クローゼに代わって入ったゲッツェが決勝ゴール。これも何かの縁なのかなあ。また、南米大陸ではヨーロッパのチームが優勝したことがないという前例も打ち破ったことに。クローゼの記録も含め、色々とドイツが新しい歴史を作った大会となりました。ここまでの勝ち上がりの内容をみても、今回のドイツが優勝したことに関しては、納得の結果だったと言えると思います。いわゆる本命のチームが優勝まで行くことは実際には少ないので、そういう部分さえ打ち破ったドイツには本当に称賛の声を送るよりほかありません。決勝では、これまでチームを引っ張っていたミュラーやクロースがやや期待外れでしたが、それでも勝ったところにチームとしての総合力の高さも強く感じました。

アルゼンチンは、自分たちの戦い方を徹底してここまで勝ち上がり、決勝でもやはり同じようなスタイルでドイツを追い詰めましたが、最後の決め手に欠けた感は否めません。アルゼンチンにとってほぼ最後のゴールチャンスであった、フリーキックをメッシが大きく外した時の観客の落胆の声が全てを物語っているような気がしました。今大会では、4ゴールとそれなりの結果を残したメッシを責めるのは酷かもしれませんが、それだけ彼のアルゼンチン代表におけるプレゼンスが大きいということなので仕方ないと思います。今回のアルゼンチンのMVPはマスケラーノでしょう。彼がいなければ、アルゼンチンが決勝まで来ることはなかったと思います。

開催国ブラジルにとっては、アルゼンチンが優勝するよりは、自分たちを破ったドイツが優勝してくれてよかったかもしれません。

ガゼッタ・デッロ・スポルトに選手評が出てたら、記事にする予定です。
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テーマ:FIFAワールドカップ - ジャンル:スポーツ

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