両チームの先発メンバー、フォーメーション&マッチアップはこんな感じ。

試合結果、試合内容は、続きを読む、で。
ACミラン(4-3-3):
ディエゴ・ロペス;アバーテ、アレックス(3' サパタ)、ラミ、デ・シーリョ;ポーリ(46' エル・シャーラウィ)、デ・ヨング、サポナーラ;本田圭佑(68' パッツィーニ)、フェルナンド・トーレス、メネズ
パレルモ(3-4-2-1):
ソレンティーノ;ムニョス、ゴンサレス、アンジェルコヴィッチ;モルガネッラ、マレスカ(68' ヌゴイ)、バレート、ラザール;ボルゾーニ、バスケス(86' ベロッティ);ディバラ(88' クアイソン)
結果:ACミラン 0 - 2 パレルモ
得点者:
パレルモ:24' OG(サパタ) 27' ディバラ
パルマ戦での負傷以来、久しぶりにディエゴ・ロペスが復帰。期待してます。3トップには、フェルナンド・トーレスとメネズを併用。ピッポも我が強いなあ。ボナヴェントゥラは練習中のケガにより欠場、ムンタリが出場停止ということで、中盤にはサポナーラが入っています。正直、出場のチャンス自体今後も少ないと思うので、がっつりアピールして欲しい。
2分、左サイドからドリブルでしかけたマレスカ、ディフェンスと交錯してこぼれたボールをバスケスが拾ってペナルティエリア内左にフリーで抜けだす、右足で放ったシュートはディエゴ・ロペスがブロック。危ないことこの上ない。
3分、ミランの交代、アレックスに代えてサパタ。当然、負傷交代。
今日はアッビアーティもいないので、アバーテがキャプテン。ミランのキャプテンは、基本的にクラブ在籍歴が最も長い、もしくはミランでプレーした試合数が最も多い選手ということになっているので、今回はアバーテがそれに該当するってことでしょうか。
予想以上に前からプレスをかけてくるパレルモ。ミランの最終ライン付近にプレッシャーをかけるのは効果的だっていうことがバレてるんですね。
13分、左からの大きな展開、アバーテが難しいトラップをよく止めて、グラウンダーでペナルティアーク付近へ折り返し、トーレスが受けて少しタメを作ってからペナルティエリア内のスペースへ、飛び込んできたポーリがシュートにいくが枠をとらえることはできず。
16分、左からの本田のフリーキック、ニアポストでトーレスがヘッドで合わせるがわずかに枠の右へ外れる。惜しい。
22分、メネズのミドル、わずかに枠の左へ。こういうんなら、まあいい。
23分、左から上がってきたラザールが思い切ってロングレンジから得意の左足でシュート、ディエゴ・ロペスが弾き出してコーナーに。
24分、パレルモの右コーナーキック、最後はサパタに当たってゴールイン、パレルモ先制。
25分、パレルモの鮮やかなパスワーク、最後はスルーパスにディバラが抜け出してディエゴ・ロペスと1対1に、股下を狙ったシュートを何とかディエゴ・ロペスが食い止める。
27分、カウンターからペナルティエリア前でボールを受けたディバラがサパタとの1対1を強引に制し、ディエゴ・ロペスと再び1対1に、さっきよりも厳しいアングルだったものの、左足のシュートを右のサイドネットに沈めてパレルモ2点目。苦しいなあ。
39分、パレルモのコーナーキック後、こぼれたボールを拾ったバレートが右足でミドル、ディエゴ・ロペスがどうにか弾き出す。
前半終了間際、トーレスがペナルティエリア目前でフリーキックを得るが本田のフリーキックは壁に当たる。その直後前半終了。2-0でパレルモがリード。勝つには最低3点必要という厳しい状況。3トップのうち、誰かは後半の頭から代えてくるだろうと思う。こういう状況でも、正直大して動じてはいないのは、やっぱり慣れなんでしょうか。こんなことに慣れたくはないんですが。
後半開始。ミランはポーリに代えてエル・シャーラウィ。本田、メネズ、トーレスが3人とも出てきたから、交代はないのかと思ったら、やや思い切った交代に。
ミランはなかなかシュートを打たない。もちろん打てないというのもあるんだろうけど、打てそうな場面でも、打たずにボールを動かして、難しい状況になってから打つような印象。これじゃあね。
51分、ペナルティエリア内で倒れたエル・シャーラウィに対してシミュレーションでイエローカード。言い訳のしようがない完全なシミュレーションでした。
63分、高い位置でボールを奪って速攻、メネズからパスを受けたエル・シャーラウィがペナルティエリア内左にドリブルで入っていくがシュートまではいけず、ディフェンスにブロックされる。ここも本来なら切り返すなり、縦に一歩踏み出して中央に折り返すなり、プレーの幅があったと思うんだけど、そういう余裕がない感じ。
68分、パレルモの交代、マレスカに代えてヌゴイ。
同じく68分、本田に代えてパッツィーニ。確かに本田はやや消えてた。ただ、メネズが良くも悪くも目立ってるんだよなあ…。
70分、ペナルティエリア内右でボールを受けたトーレスが強引に反転して右足でシュート、枠の左へ外れる。
73分、左サイドからサポナーラが右足でクロス、トーレスが裏に抜け出してヘッドで合わせるが枠をとらえることはできず。惜しい。
速攻を除けば、ここのところミランがクロスからゴールをあげることはあまり多くない。一旦、ファーポストに当てて中央に折り返すとか、そういう一工夫をしないと、特に遅攻ではそうそうゴールにつながらないと思う。正直、ミランにゴールの予感がないんだよなあ…。
86分、パレルモの交代、バスケスに代えてベロッティ。アンドレア・ベロッティは21歳のアタッカーで、U-21イタリア代表としても活躍する選手。
88分、パレルモの交代、ディバラに代えてクアイソン。
試合終了。2-0でパレルモが勝利。ミラン、今シーズン2敗目。前の相手はユヴェントスだったからまだ許されたけど、この敗戦は厳しい。やっぱり遅攻でどう相手を崩すかについてのアイデアがほぼゼロに近い。次のサンプドリア戦が8日の土曜で、その次は、インターナショナルウィークをはさんでのミラノ・ダービー、インテル戦。何か根本的な対策が必要な気もするけど、日程は待ってくれません。どうにか試合の中で修正していけるといいんだけど…。
ガゼッタ・デッロ・スポルトを入手したら、選手評を記事にする予定です。