セリエA 2014-15 第12節 ACミラン vs インテル 他の選手の評点&一部の選手評の訳も
ガゼッタによるこの試合の評点。

本田、長友の選手評に加え、その他の何人かの選手評の訳など、内容は、続きを読む、で。
両チームの評点。
【ACミラン】
インザーギ監督:6
ディエゴ・ロペス:6.5
ラミ:6.5
メクセス:6
サパタ:6
デ・シーリョ:6.5
ボナヴェントゥラ:6.5 Best of the Team
エッシェン:5.5
ムンタリ:5
エル・シャーラウィ:5.5
メネズ:6.5
フェルナンド・トーレス:5 Worst of the Team
本田圭佑:6
ポーリ:6
【インテル】
マンチーニ監督:6
ハンダノヴィッチ:6
長友佑都:5.5
ラノッキア:5.5
フアン:6
ドド:6
クズマノヴィッチ:6.5
グアリン:6
オビ:6.5 Best of the Team
コヴァチッチ:5 Worst of the Team
パラシオ:6.5
イカルディ:5.5
エルナネス:6
オズヴァルド:評点なし
エムヴィラ:評点なし
本田の選手評の訳。
本田圭佑:6
投入直後、インサイドに入っていってシュートを放つなど、まずまずのインパクト。しかし、ここで議論が起こる。つまり、本田か、それともボナヴェントゥラかということだ。この2人が共存できることは確かだが、印象としては元アタランタのボナヴェントゥラの方がバランスが保証されそうだ。
長友の選手評の訳。
長友佑都:5.5
ジャングルの中の日本人。長友は、ミランが1-0とした場面で、避けるような動きをしてしまった。ボールに惑わされ、ポジションも動くべき場所も見失ってしまったからだ。4バックにすることによる副作用で最も苦しむのはサイドバックだ。ナガは、その方向で向上していくだろう。
一部の選手評の訳。
【ACミラン】
ボナヴェントゥラ:6.5 Best of the Team
プレーする時間が長ければ、よりそのセンスが光る。コヴァチッチとドドを分断し、重要なボールを最後まで諦めず、エル・シャーラウィに向けて、ハンダノヴィッチの前にカミソリのようなパスを送る。単なる冒険[avventura]ではなく、優れた冒険[bon+avventura=Bonaventura]なのだ。
メネズ:6.5
オビの寸評を参照して欲しい。ゴールは、素晴らしいものだったが、効率に結びつかねばならない。ゴールがなければ、効率も達成されない。いつもどおり、メネズは無秩序なほどに個人主義的だった。好きなように動き、クズマノヴィッチに対しても最低限のプレッシャーもかけない。もしコヴァチッチが自由に動けていたら…。
インザーギ監督:6
カリフォルニアでは「サーフ・ミュージック」が人気だが、インザーギは、「サーフ・フットボール」を実践している。つまり、完璧な波を待ち、それをカウンターアタックにつなげるということだ。さらに言うならば、中盤の質が欠如しているならば、試合を作ることもできないだろう。
【インテル】
オビ:6.5 Best of the Team
試合開始から約1時間ほどは、ワースト候補だった。そのわずか後、全く反対に、同点ゴールにより、ベスト候補に踊り出た。正確な左足だったが、エッシェンを退け続けたという点についても言及しておこう。
コヴァチッチ:5 Worst of the Team
自分の中にあるタレントを解放し、敵選手を負うことを強いられない。「マンチョ」こそ、ストライカーとして、まさにそのようにプレーする選手だった。コヴァチッチは海で迷子になってしまった。自らの本能に従っている時には機能するが、ごくわずかな時間だけだった。コヴァは上手くいかなかった。
マンチーニ監督:6
変化は受け入れられた。インテルは休むことなく、活発だった。コヴァチッチに秩序を植え付けようとしているのは、気に入らない。彼は優れたタレントであり、自由に創造することを許されているべきであり、彼にしっかり整列し、操舵手に従えと命じることは誰にもできないのだ。
両チームのベストは、ボナヴェントゥラとオビ。ボナヴェントゥラはともかく、オビについては、メネズもそうですが、内容全体というよりも、ゴールという結果を非常に重視していることがよく分かります。エル・シャーラウィ、イカルディの評価が低いのも、これに関係していて、エル・シャーラウィについての寸評を読むと、ボナヴェントゥラの作った決定機を外したことだけでなく、シュートチャンスを数多くブロックされたり外したりしたことにより低評価となっているようです。
本田、長友については、妥当かなという評価。次はやっぱり2人とも先発でのダービーを観たいですねえ。