今日のガゼッタ・デッロ・スポルトによる両チームの先発予想はこちら。

前半戦の同カード、第2節のプレビュー、レビュー、ガゼッタによる評価。
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カナ表記にしたフォーメーション&マッチアップはこちら。

ACミラン(4-4-2):
ディエゴ・ロペス;ザッカルド、ラミ、アレックス、ボッケッティ;本田圭佑、ポーリ、ファン・ヒンケル、チェルチ;デストロ、メネズ
パルマ(4-3-3):
ミランテ;カッサーニ、パレッタ、ルカレッリ、コスタ;マウリ、ローディ、ノチェリーノ;ヴァレラ、パッラディーノ、C・ロドリゲス
ミランは、6勝6敗8分け勝点26で、インテルと並び、10位タイ。セリエAでは、ここ5試合3敗2分けと勝ちなし。前節はラツィオに1-3と完敗。ラツィオには、火曜にもコッパ・イタリア準々決勝で対戦し、0-1で敗れています。
故障者続出。サパタ、デ・シーリョ、ボネーラ、エル・シャーラウィに加え、ボナヴェントゥラ、デ・ヨング、モントリーヴォ、アガッツィ、アバーテまで今節は負傷欠場。さすがに多いなあ…。メクセスは4試合の出場停止。よって、今節は、プリマヴェーラから5選手がメンバー入りしています。
そんな中、ローマからストライカーのデストロ、スパルタク・モスクワからセンターバックもしくは左サイドバックのボッケッティを獲得。タイミング的にはやや遅かった感もありますが、緊急補強にしては、わりと良いところを獲れたと思います。両者ともに早速の先発が予想されています。ちなみに、デストロが9番、ボッケッティが19番をつけます。
さらに、ジェノアからアントネッリを獲得するという話もかなり近づいているようですが、ジェノアが交換要員として要求しているアルメロが移籍を拒否、ミランとジェノアが調整した結果、シーズン終了後に450万ユーロで買い取ることを前提としたレンタル契約ということになるようです。もうちょっと早く決まっていれば、アントネッリを左サイドバックに入れて、アレックスかラミを右サイドバックにして、ボッケッティを左センターバックで使えたのになあ。
昨日の段階では、モントリーヴォとムンタリを中盤の底に置いた4-2-3-1で戦うという予想だったんですが、今日は、4-4-2の予想になっています。中盤の左右が本田とチェルチというのは、守備面でやっぱり不安。そこを考えると、前と後ろだけじゃなくて、中盤の補強が必要ですよねえ…。もう間に合わないよなあ…。ああ、クリスタンテ…。
パルマは、3勝16敗1分け勝点9で最下位。給与の未払いにより、勝点1を剥奪されています。
ここまでの得点が19。それに対して、失点がリーグ最多の43。そりゃ勝てません。しかも、チーム内得点王であるカッサーノが、給与の未払いを理由にクラブを相手取って訴訟を起こし、結果、双方の合意に基づいて契約を破棄することになりました。したがって、カッサーノはフリーエージェントに。そのカッサーノに対しては、マンチーニ監督が率いるインテルなど、複数のクラブが関心を示しているという話がありますが、それはともかく、パルマにとってはあまりにも大きなダメージ。
さらに、カッサーノに次いで3ゴールをあげているデ・チェリエがレンタルを切り上げて、ユヴェントスに復帰することに。ということで、最も得点をあげているのが、2ゴールのコーダとパッラディーノということに。厳しい。
そんな状況に対処すべく、ノチェリーノ(←ミラン[トリノにレンタル])、クリスティアン・ロドリゲス(アトレティコ・マドリー)、シルヴェストレ・ヴァレラ(ポルト[ウェスト・ブロムウィッチにレンタル])をそれぞれレンタルで獲得。それぞれ所属チームでプレータイムを確保できずに移籍してきた選手たちですが、今のパルマにとっては、貴重な戦力。この試合の先発予想にも入っています。かつてインテルにいた、ルビン・カザンのリヴァヤに関心を示しているとの報道もありますが、今のところ、具体化はせず。
第2節、パルマのホームで両チームが対戦した際には、5-4というスコアでミランがどうにか勝利しています。本当にメチャクチャな乱打戦でした。ディエゴ・ロペスが負傷して、デ・シーリョのバックパスがそのままゴールインしてしまったオウンゴールもありました。思えば、デ・シーリョの調子はあれ以来おかしいような…。
今のミランに対しては、どのチームもある程度勝ちを狙いにくると思いますが、さすがにミランとしても最下位のチーム相手に勝ちをのがすわけにはいかず、そういう意味でプレッシャーもあると思いますが、新戦力を含め、チームの奮起に期待しています。特にデストロに期待。
最後にこの試合のミランの招集メンバーを。
ACミラン:
GK:アッビアーティ、ゴリ、ディエゴ・ロペス
DF:アルベルタッツィ、アレックス、ボッケッティ、カラブリア、デ・サンティス、ラミ、ザッカルド
MF:エッシェン、ムンタリ、ポーリ、スソ、ファン・ヒンケル、フェリチオーリ、ディ・モルフェッタ
FW:チェルチ、デストロ、本田圭佑、メネズ、パッツィーニ
前述の通り、プリマヴェーラから5人がメンバー入り。GKのゴリ、センターバックのデ・サンティス、両サイドバックとしてプレーできるカラブリア、アタッカーのディ・モルフェッタ、サイドハーフもしくはウィングのフェリチオーリという5人です。試合勘という点では、ザッカルドよりもカラブリアの方がいいような気もするなあ。