両チームの先発メンバー、フォーメーション&マッチアップはこんな感じ。

試合結果、試合内容は、続きを読む、で。
ACミラン(4-4-2):
ディエゴ・ロペス;ラミ、アレックス(8' ボッケッティ)、パレッタ、アントネッリ;本田圭佑(80' チェルチ)、ポーリ、デ・ヨング、ボナヴェントゥラ;デストロ(85' アッビアーティ)、メネズ
エンポリ(4-3-1-2):
セペ;ヒサイ、トネッリ、ルガーニ、マリオ・ルイ;ベシーノ(54' ヴェルディ)、ヴァルディフィオーリ、クローチェ(82' シニョレッリ);ジエリンスキ;プッチャレッリ(64' タヴァーノ)、マッカローネ
結果:ACミラン 1 - 1 エンポリ
得点者:
ACミラン:40' デストロ
エンポリ:68' マッカローネ
ミランはガゼッタ・デッロ・スポルトの予想から、右サイドバックのザッカルドが外れ、代わりにラミが入る模様。ラミが前節終盤に途中交代で入ってきた時の積極性を評価したということでしょうか。エンポリは、トップ下に、ヴェルディではなく、ジエリンスキ。役割としては、同じようなタイプ。ジエリンスキはまだ20歳ながら、ポーランドのフル代表経験がある選手です。
今日の試合開始時間は、午前11時30分。早い。
3分、ハーフウェーライン付近からのロングボールでプッチャレッリがペナルティエリア内右のスペースに抜け出して、そのまま右足でシュート、サイドネットを叩く。
8分、ミランの交代、アレックスに代えてボッケッティ。アレックスは、抜け出してきた相手選手に対してタックルにいったところ、その選手のヒザが顔面に直撃。脳震とうのような状態になっており、大事をとって交代ということだと思います。ボッケッティがそのままアレックスのポジションに入るのでしょうか。ボッケッティが左センターバックで、パレッタが右に回っているようです。
9分、ハーフウェーライン付近を越えたあたりから、マリオ・ルイが左足でシュート、必死で戻るディエゴ・ロペスの手をかすめるも、わずかに枠の左へ外れる。危ない…。
快調にボールを回すエンポリに対して、なかなかボールがつながらないミラン。選手の顔に自信がないんですよねえ…。最終ラインからのボールがほぼ相手選手に渡ってるし。
すでに25分以上を経過したものの、ミランはシュートらしいシュートゼロ。正直な感想としては、シンプルさに欠ける。せっかく9番がいるんだから、そこに当てて、拾って…みたいな形を作れないものか。
37分、今度は、ペナルティエリア脇まで上がってきたマリオ・ルイ、クロスとみせかけて、ニアポストをつくシュート、ディエゴ・ロペスがかろうじて弾き出してコーナーに。
39分、ロングキック合戦のような状態から、ミランにチャンス、最終ラインの裏に出たボールにメネズが抜け出すが、セペがペナルティエリアの外まで飛び出して防ぐ。
40分、ミランの速攻、メネズがドリブルで駆け上がり、左から追い越してきたボナヴェントゥラへ、ダイレクトで中央へグラウンダーのクロス、これをデストロがスライディングで押し込んでミラン先制。シンプルでいいじゃないですか。こういうプレーが観たかった。
前半終了。ミランが1-0でリード。正直、内容的にはエンポリの方がかなり良い。でも、今大事なのは、内容よりも結果。どうにか勝点3を!
後半開始。両チーム交代なし。
54分、エンポリの交代、ベシーノに代えてヴェルディ。攻撃的MFを2枚にすると。
60分、右サイドからのクロスに2列目から飛び込んできたヴェルディが左足のボレーで合わせにいくが戻ったデ・ヨングのマークが気になったのか、ヒットせず、ディエゴ・ロペスがキャッチ。
ミランは、後半の序盤、前半よりもボールが回るようになって、良い展開も作れていたんですが、シュートまでは至らず。ああいう時間帯でしっかりシュートまでいけると、いいんですが。
64分、エンポリの交代、プッチャレッリに代えてタヴァーノ。35歳のベテランストライカー。昨シーズン、セリエBで22ゴールをあげ、エンポリをセリエA昇格に導いく原動力となりました。マッカローネと35歳コンビということに。
68分、一方的にエンポリがボールをキープした時間帯、右サイドからのヒサイのクロスに対してミランの最終ラインが完全なるボールウォッチャーに、ドフリーになったマッカローネがヘッドで決めてエンポリ同点。そりゃあれだけ押し込まれる時間帯が続けば、ディフェンスも集中力を失うよね…。そういえば、マッカローネもミランのユース出身か。
79分、メネズからのスルーパスに抜け出したボナヴェントゥラ、左足で上げたクロスにデストロがヘッドで合わせるが枠にはいかず。
80分、ミランの交代、本田圭佑に代えてチェルチ。
82分、エンポリの交代、クローチェに代えてシニョレッリ。
83分、ディエゴ・ロペスのパントキックがダイレクトで相手選手に直撃、そのボールに反応したタヴァーノに対して、ディエゴ・ロペスがペナルティエリアの外まで飛び出して左手でシュートを弾き出す、当然、ディエゴ・ロペスにはレッドカード。ミランは最後のカードを使って、デストロに代えてアッビアーティ。
88分、最終ラインからドリブルで上がろうとしていたパレッタが突然左足の太もも裏を押さえて倒れこむ。パレッタはそのままピッチの外へ。ミランは残り時間を9人で戦うことに。ポーリが右サイドバックの位置に下がって、ラミが右センターバックに入る模様。
試合終了。1-1のドロー。スタジアムのブーイングが全てを物語る。押し込まれる時間帯があまりにも長く続く、チーム全体を包むあのバタバタ感は一体何なんだろう。最終ラインからのボールがタッチラインを割るでもなく、相手に渡り続けるあの感じは、正直観ていてツラいです。
ガゼッタ・デッロ・スポルトを入手したら、選手評を記事にする予定です。