試合当日のガゼッタ・デッロ・スポルトによる先発予想
10/12付けのガゼッタ・デッロ・スポルトによる先発予想記事。

日本語にしたフォーメーション&マッチアップ図、注目選手などは、続きを読む、で。

アルメニア代表(4-4-1-1):
ベレゾフスキ;アレクサニアン、ムコヤン、アルズマニアン、アルタク・エディガリアン;オズビリズ、ムクルチアン、アルトゥール・エディガリアン、サルキソフ;ムヒタリアン;モフシシャン
イタリア代表(4-3-1-2):
ブッフォン;マッジョ、バルザーリ、ボヌッチ、クリシート;デ・ロッシ、ピルロ、マルキジオ;モントリーヴォ:バロテッリ、オスヴァルド
アルメニア代表選手の方の名前が長くて、ちょっと図が見づらいですかね。
『エディガリアン』が2人いて、"Artak"と"Artur"だから、略しようがないんです。
ガゼッタ・デッロ・スポルトがアルメニアの注目選手としてあげているのが、トップ下のヘンリク・ムヒタリアンとワントップのユーラ・モフシシャン。
ムヒタリアンは、まだ23歳。1989年生まれでA代表デビューが2007年とのことなので、当時まだ17歳か18歳。現在はウクライナのシャフタール・ドネツクに所属。ガゼッタは、『ルチェスク率いるシャフタール・ドネツクでプレーする、アルメニアの頭脳:ピルロにとって難しい状況を作り出すかもしれない』という評価。
モフシシャンは、現在のアルメニアのエースストライカー。現在25歳で生まれたのはアゼルバイジャン、育ったのはアメリカというかなり変わった経歴の持ち主。MLSでもプレーし、MLSカップ優勝も経験。なお、アルメニア代表ではあるけど、アルメニアに定住したことはないそうです。現在はロシア・プレミアリーグのFCクラスノダールに所属。今シーズンは特に絶好調。リーグ戦第11節を終えた段階ですでに9ゴール。そのうちPKは1本だけ。恐るべき得点率。ガゼッタからはプロフィールの詳細な紹介はあるものの、選手評としてはほぼ一言、『素早く、力強い』。代表では17試合5ゴール、うち4つがユーロ2012予選でのゴールということで勝負強さも高い評価を受けている模様。
その他では、右サイドに予想されているアラス・オズビリズ(Aras Özbiliz)にも個人的には注目。現在22歳でロシア・プレミアリーグのクバン・クラスノダール所属、左利きのアタッカー。クバンに移籍したのは今シーズンでそれ以前はアヤックスに所属していたので、観たことのある人もわりと多いかも。僕はヨーロッパリーグで観た記憶があります。マンチェスター・ユナイテッド戦で点取ってた。左利きなのに右にいるので、インサイドに切れ込んでいって、パス・シュートっていうパターンが基本みたいです。
イタリア代表は昨日のガゼッタと同じメンバー。
マッチアップでみてみると、イタリアの前の方の密度がそれほど高くない感じなので、デ・ロッシとかマルキジオ、あと両サイドバックの飛び出しが重要な意味を持ちそうです。あとは、つなぎに入るモントリーヴォ。チャンピオンズリーグでゼニトを観たかぎり、クリシートはかなりコンディションがよさそうだったので、期待してます。
その他、ガゼッタの記事では、スタジアムの雰囲気をなめちゃいけない、的なことが書いてありました。アルメニアの首都エレバン(Yerevan)にある今回の会場、ラズダン・スタジアム(Hrazdan Stadium)は、4万人の観客の熱気に包まれる、と。ただ、中にはイタリアのスターたちを観たいという人もいて、イタリア代表が空港に着いた際には彼らをみようと出迎えた人たちも300人ほどいたそうです。
以上、ガゼッタ・デッロ・スポルトからの試合当日情報でした。