フラム vs マンチェスター・ユナイテッド レビュー
両チームの先発メンバー、フォーメーション&マッチアップはこちら。

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フラム(4-2-3-1):
シュウォーツァー;リーター、センデロス、ハンゲラン、リーセ;ベアード、カラグニス;デジャガー、ルイス、ダフ;ロダレガ
マンチェスター・ユナイテッド(4-2-3-1):
デ・ヘア;ラファエル、ファーディナンド、エヴァンス、エヴラ;キャリック、クレヴァリー;ウェルベック、ルーニー、ナニ;ファン・ペルシ
今日は、香川真司、ウェルベックがベンチスタート、両サイドにはヴァレンシアとナニ。また、最終ラインのセンターにはヴィディッチではなくエヴァンス。フラムはデジャガーが先発、ペトリッチはベンチスタートとなりました。
8分、右サイドからファン・ペルシのコーナーキック、ナニが合わせに行ったところ、ディフェンスにあたりゴール方向へ、すんでのところでシュウォーツァーがセーブ。そのこぼれ球をエヴラが左足で狙うがクロスバー直撃。その後も、ファン・ペルシが突破しようとしたこぼれ球を拾ったナニのシュートもシュウォーツァーがキャッチ。惜しかった。
12分、リーセのミドルシュート、デ・ヘアがなんとかコーナーに。やはりリーセの左足は破壊力があります。
15分、左サイドからの展開、センターでパスを受けたブライアン・ルイスが左足でシュート、右のポスト直撃。う~ん、両チームなかなか攻めっけの強い試合で良い感じ。リプレイで観ると、デ・ヘアが触ってたんですね。
19分、ファン・ペルシの落としから、ルーニーが右足でシュート、わずかに左に外れる。ルーニーはフラム戦で先発した最近の10試合で9ゴールをあげているそうです。
なぜかラファエルのスパイクがアップになったと思ったら、そこに『Fabio』の文字が。なぜ弟のスパイクを? 実況聞き逃しちゃった…。
32分、左サイドからナニがセンターへパス、ルーニーがスルーして、2列目から飛び込んできたクレヴァリーへ、クレヴァリーがルーニーに落として、ルーニーが右足で巻いていくようなシュート、右ポストを叩いてゴールにはならず。良い展開でした。
最初は、デジャガーが右で、ダフが左だったんですが、逆になってる感じ。
43分、突然、スタジアムの照明が落ちる。デカい照明だけが落ちて、電光掲示板などはついているので、停電ではなさそうですが…。ピッチ上はほぼ真っ暗な状態です。何だかキレイですけども。一旦選手たちはピッチを離れるようです。この後どうなるんだろう…。昔はこういう光景も珍しくなかった気がするけど、最近ではあまり観ないなあ。あ、照明が戻った。100%の状態ではないようですが、プレーできる状態なのは間違いないようです。あとはどういう形で再開するか、ですね。
中断前のユナイテッドのコーナーキックからプレー再開。時間もその時の時間に戻しているようです。
0-0のまま前半終了。なかなか見応えのある前半でした。
後半開始。フラムは、ハンゲランに代えてヒューズを投入。ケガかな?
59分頃、エマヌエルソンがアップ中。出場機会があるのかな?
63分、ベアードが豪快なミドルシュート、デ・ヘアががっちりキャッチ。
66分、ユナイテッドの交代、ヴァレンシアに代えてチチャリート。
68分、フラムの交代、カラグニスに代えてエマヌエルソン。カラグニス明らかに運動量落ちてたし、エマヌエルソンなら十分にその穴を埋められるでしょう。
71分、リーターのミドルをデ・ヘアが弾いたところにルイスがつめるが、ディフェンスに阻まれる。後半は両チーム均衡してますねえ。おかげで中盤の攻防が多くてあまり決定的なシーンがありません。
75分、ユナイテッドの交代、クレヴァリーに代えてギグス。
直後にキャリックからのロングボール、ファン・ペルシがダイレクトで合わせにいくがミートせず、シュウォーツァーがキャッチ。ゴール前にボールはいくんですけどね。
77分、左サイドからのフラムのコーナーキック、頭でつないでルイスがヘッドでゴールを狙うもラファエルがゴール前ギリギリでクリア。危ないシーンでした。決定的なチャンスでは後半はフラムの方が多いかな?
79分、左サイドへのロングボールにルーニーが抜け出して、ゴール前でディフェンスと1対1の状況に、そのまま抜ききらずに巻いていくようなグラウンダーのシュートで、ゴール右下隅にキレイに流しこむ。ユナイテッド先制! さすがとしか言いようがないです。何なんだろう、このユナイテッドの勝負強さは。
82分、フラムの交代、デジャガーに代えてペトリッチ。
84分、ユナイテッドの交代、ヴァレンシアに代えてウェルベック。
90+2分、フラムのコーナー、ペトリッチがヘッドで合わせたシュートはゴールをとらえるが、ファン・ペルシがゴールライン際でクリア。危ない…。直後のカウンターでユナイテッドがゴール前まで迫るもシュウォーツァーとディフェンダーで何とかストップ。
終了間際にロダレガがフリーキックを狙うが壁に当て、万事休す。そのまま試合終了、ユナイテッド、1-0で勝利。強い。負けないだけじゃなくて、勝ち切るのがすごいです。
Goal.com U.K.版によるルーニーの選手評の訳。
http://www.goal.com/en-gb/match/81081/fulham-vs-manchester-united/player-ratings
ルーニー:3.5(5点満点)
ポストを叩いたものも含め、二度ゴール間際という場面を作ったが、ボール争いでつかまることが少し多すぎた。素晴らしいフィニッシュで、この試合の決定的な瞬間をもたらした。
Goal.comでは、ゴールについては良かったけど、ダメな部分も…という評価。よって、マン・オブ・ザ・マッチは、フラムのシュウォーツァーとなっています。ついでにシュウォーツァーの選手評も訳しておこう。
シュウォーツァー:3.5 マン・オブ・ザ・マッチ
コーナーキック時に自らのエリアを統率し、序盤にフラムを失点から守る二度の素晴らしいセーブをした。素晴らしいパフォーマンスで、ゴールに関しては仕方がなかった。
SkySportsによるルーニーの選手評の訳。
http://www1.skysports.com/football/live/match/261803/ratings
ルーニー:8(10点満点)
重要なゴールをあげた
Skyの方は、ルーニーが両チームで最も高い評点。その他では両チームのGKが高い評点を得ています。
残念ながら、香川真司は出番なし。次は2月10日にホームでのエヴァートン戦。そしてその後は13日にアウェーでのUEFAチャンピオンズリーグ、レアル・マドリー戦です。日本代表のラトビア戦のために日本に帰ってくることになるので体力的に大変だと思いますが、ヨーロッパでプレーする選手にとっては乗り越えなければならないことなので、何とかこの日程の中でも自分の存在価値を示して欲しいと思います。