ワールドカップ予選、ヨルダン戦を控えての貴重なフレンドリーマッチを迎える日本代表。対戦相手はどういう理由なのか分からないけど、カナダ代表。どんな試合になるのやら。
両チームの先発予想、フォーメーション&マッチアップはこちら。

本当にちょっとだけ、続きを読む、に。
日本代表(4-2-3-1):
川島永嗣;内田篤人、吉田麻也、栗原勇蔵、酒井高徳;長谷部誠、細貝萌;清武弘嗣、香川真司、中村憲剛;前田遼一
カナダ代表(4-2-3-1):
ボルヤン;エドガー、ヤコヴィッチ、エノー、デ・ヨング;ジョンソン、デ・グズマン;中島ファラン、ハッチンソン、リケッツ;ジャクソン
日本代表は、本田圭佑、長友佑都がケガにより招集外。長友の代わりは酒井高徳になると見られます。最近シュトゥットガルトでは右サイドバックでばかり起用されているんですが、意外と左サイドバックでの彼はキレがあるので、けっこう期待。また、トップ下には香川真司が入る模様。ただ、香川、中村憲剛、清武弘嗣の3人は入れ替わりながらプレーする感じになるんじゃないかな、と思います。清武が練習で軽いケガをして、別メニューでの調整を行なっていたようなので、ヨルダン戦に向けて大事をとって休ませる可能性も。その場合には、乾貴士もしくは岡崎慎司が右サイドに入ると思われます。個人的には乾の方を観てみたいです。岡崎が入って、それなりの仕事をすることはすでに分かっているので、乾をもっと試してみて欲しい。ハマれば面白いと思うので。ただ、その場合には右に中村憲剛を回して、左に乾の方がいいかなとは思いますが。
カナダ代表に関しては、ほとんど知りません。なので、選手の並びも、特に前線の方はわりと適当です。間違っている可能性も十分にあります。
2014年ワールドカップ予選では、北中米カリブ海地区の第3次ラウンドでグループ3位になってすでに敗退が決定。試合は観ていませんが、数字だけをみると、6試合で10失点という数字が目につきます。今回招集されたメンバーはほぼ国外でプレー。ただ、トップレベルのリーグでプレーをしている選手はあまりいない感じ。個人的に顔とプレーのイメージが多少なりとも一致するのは、3,4名しかいません。
今回話題にのぼっているのは、中島ファラン一生。カナダでイギリス人と日本人の両親の間に生まれ、3歳で日本移住。ヴェルディのジュニアやユース、アルビレックス新潟、アルビレックス新潟シンガポールに所属、シンガポールでは結構活躍もしたらしい。その後、デンマーク、オーストラリアでプレー、現在はキプロスリーグのアルキ・ラルカナに所属。本人も今回の日本代表との対戦をすごく楽しみにしているようです。名前は聞いたことがあったのですが、ちゃんとプレーを観るのははじめてなので、僕も楽しみです。
その他、ドイツブンデスリーガのアウクスブルクで活躍する左サイドバックのデ・ヨングにも注目。今回招集されているメンバーの中ではわりとメジャーな方かと。あとは、PSVアイントホーフェンでプレーするハッチンソンは30歳のベテランMFで、すでにカナダ代表として62キャップ。現在のカナダ代表の中では間違いなく経験、実績ともに最も怖い選手かと思います。自分で点をとるようなタイプではないと思いますが。また、センターフォワードに予想されているシメオン・ジャクソンはプレミアリーグのノリッジ・シティ所属。ジャマイカ系の選手で、シーズン序盤はわりとプレータイムをもらっていたものの、最近はすっかり出番が減っているようですが、身体能力の高さは脅威。その他、オランダ代表のジョナサン・デ・グズマンの兄であるジュリアン・デ・グズマンもいます。正直、ヨルダン戦に向けてどういう想定でカナダを選んだのかは分からないのですが、色々と調べてみると、結構楽しんで観られそうな気がしてきました。
今回は地上波での放送がないようで、微妙な立ち位置の試合となりそうですが、ヨルダン戦に向けての重要な試合であることは間違いないので、ぜひ意義のある試合をして欲しいと思います。あと、くれぐれもケガにだけは注意を。